東南アジアバックパック一人旅|1ヶ月の費用とモデルコース完全公開

実際に回った6カ国縦断ルートとかかった費用のリアル

「長期のバックパック旅をしたい」
「友達と低予算でいろんな国を回ってみたい」
あるいは、「思い切って一人旅に出てみたい———」

そんな方には東南アジアはかなりおすすめです。
旅自体の難易度もそこまで高くなく、物価も安いし、ご飯も美味しい。

僕は実際に、2024年12月にタイ・チェンマイからシンガポールまで、
6カ国を1ヶ月で陸路縦断するバックパック旅をしました。

夜行バスと鉄道を乗り継ぎ、ときには30時間の過酷なバスに揺られながら、国境を越え続けた日々。

その総額は、約30万円

この記事では、

  • 実際に回った6カ国の陸路縦断ルート
  • 1ヶ月モデルコース(短縮版ルートも紹介)
  • 総額30万円のリアルな費用内訳(国別・目的別)

を実体験ベースで解説します。

「東南アジアバックパック旅に興味がある」
少しでもそう思っているなら、まずはこの記事から読んでみてください。

  • 渡航期間:約1ヶ月(33日間)
  • 渡航時期:2024年11月〜2024年12月
  • 旅のスタイル:バックパッカー/陸路縦断
  • 特記事項:
    ・バックパック旅に加えてアクティビティにも参加
    ・ラオスのバンビエンにて熱気球体験
    ・ベトナムのメコン川にてクルーズ体験
  • 訪問都市:17都市
    チェンマイ、ルアンパバーン、ハノイ、ホーチミン、シェムリアップ、バンコク、クアラルンプール、シンガポール ほか
  • 移動手段:
    スリーピングバス鉄道
  • 滞在形態:
    安宿/ドミトリー

東南アジアバックパック旅|モデルコース全体像

ここでは、実際に僕が33日間かけて回った
東南アジア1ヶ月バックパック旅のモデルコース」を紹介します。

チェンマイ〜シンガポール縦断ルート|実際に回った都市と日数

今回の旅では、チェンマイからシンガポールまで全て陸路で移動しました。
飛行機移動は使わず、スリーピングバス、高速バス、鉄道を中心に移動しています。

※往路の国際線では、中国の青島と昆明で2回のトランジットをしています

実際に回ったルートと滞在日数

(トランジット)中国

  1. チェンマイ:3日間
  2. ビエンチャン:1日
  3. バンビエン:3日間
  4. ルアンパバーン:1日
  5. 移動|地獄の30時間バス(ルアンパバーン〜ハノイ)
  6. ハノイ:2日間
  7. フエ:1日
  8. ダナン/ホイアン:3日間
  9. ニャチャン:1日
  10. ホーチミン:4日間
  11. プノンペン:1日
  12. シェムリアップ:3日間
  13. バンコク:2日間
  14. パンガン島:2日間
  15. ペナン:3日間
  16. クアラルンプール:1日
  17. シンガポール:1日

計33日間 17都市
(トランジットや飛行機を含めると35日間)

旅程の特徴|インドシナ半島とマレー半島

今回の旅は、「インドシナ半島縦断」と「マレー半島縦断」の二部構成であることが特徴です。

前半のインドシナ半島では、
コムローイ祭りで活気づくチェンマイから始まり、
大自然に圧倒されたバンビエンで熱気球体験。

ルアンパバーンから地獄の30時間バスでハノイへ駆け抜けてから、
歴史を感じるフエ、ランタンが揺れるホイアンとビーチリゾートのダナン、
そして活気あふれる都市ホーチミンへと渡り、ベトナムを南下します。

世界遺産のアンコールワットを訪れ、バンコクを経てマレー半島へ。

秘境感あふれるパンガン島で南国の時間を過ごし、
文化が混ざり合うペナン、近代都市クアラルンプール、
最後は、洗練された都市国家シンガポールを訪れ、旅を締め括ります。

大自然から始まり、終盤は徐々に近代都市へと変容する33日間17都市訪問のルート。
一度は訪れたい東南アジアの「主要都市」と「代表的観光地」を網羅しています。

移動時間は?|都市間の所要時間まとめ

東南アジア旅をするためには、かなりの移動時間が必要です。

ここでは、僕が実際に移動したルートとリアルにかかった時間をまとめます。

実際にかかった移動時間一覧

  • チェンマイ→ビエンチャン(ウドンターニー経由)
    移動手段:スリーピングバス/ローカルバス
    所要時間:約13.5時間
    備考:国境越えあり、ウドンターニーで乗り換え
  • ビエンチャン→バンビエン
    移動手段:ミニバン
    所要時間:約2時間
  • バンビエン→ルアンパバーン
    移動手段:スリーピングバス
    所要時間:約9時間
  • ルアンパバーン→ハノイ
    移動手段:スリーピングバス
    所要時間:約30時間
    備考:国境越えあり
  • ハノイ→フエ
    移動手段:鉄道
    所要時間:約14.5時間
  • フエ→ダナン
    移動手段:ミニバン
    所要時間:約2.5時間
  • ダナン⇄ホイアン
    移動手段:(行き)ローカルバス(帰り)Grab
    所要時間:(行き)約1時間(帰り)約30分
    備考:バスは到着時刻が読めないので、待機時間を含めるともう少し長い
  • ダナン→ニャチャン
    移動手段:スリーピングバス
    所要時間:約11時間
  • ニャチャン→ホーチミン
    移動手段:スリーピングバス
    所要時間:約9時間
  • ホーチミン→プノンペン
    移動手段:高速バス
    所要時間:約8時間
    備考:国境越えあり
  • プノンペン→シェムリアップ
    移動手段:高速バス
    所要時間:約6時間
  • シェムリアップ→バンコク
    移動手段:ミニバン
    所要時間:約7時間
    備考:国境越えあり、
  • バンコク→パンガン島(スラタニー経由)
    移動手段:鉄道/車/フェリー
    所要時間:約17.5時間
    備考:スラタニーまで鉄道で行き、ドーンサックの乗り場からフェリーで
  • パンガン島→バターワース(スラタニー、ハジャイ、パダンブサール経由)
    移動手段:フェリー/車/鉄道
    所要時間:約18時間
    備考:国境越えあり、ドーンサックまでフェリー、スラタニーから鉄道でハジャイ、パダンブサールで乗り換え
  • バターワース→クアラルンプール
    移動手段:高速バス
    所要時間:約4時間
  • クアラルンプール→ジョホールバル(グマス経由)
    移動手段:鉄道
    所要時間:約9時間
    備考:グマスで乗り換えと1.5時間の待機
  • ジョホールバル→ウッドランズ(シンガポール)
    移動手段:ローカルバス
    所要時間:約40分
    備考:朝の混雑時に利用したため待機時間が長くかかった

移動時間は長いが案外快適

時間だけを見ると、かなり過酷に思えるかもしれません。
しかし実際は、想像するよりもずっと快適です。

スリーピングバスはほぼフルフラットに近いシートで、ブランケットも配られます。車内も比較的清潔で冷房もしっかり効いているため、思いのほかぐっすり眠ることができます。

また、夜に出発し、眠っている間に距離を進めるので、時間を有効に使えるうえ宿泊費の節約にもなりました。

一方で鉄道は、座席が硬く、窓が開きっぱなしの車両も多いため、寝心地の面ではやや劣ります。それでも、ゆっくりと流れていく田園風景を車窓から眺められるのは、列車移動ならではの魅力です。

王道モデルコース3選|東南アジアバックパッカー向け

では、上記の実体験をもとに、
「東南アジア旅バックパッカー」向けモデルコースを3つ紹介します。

ご自身の予算や期間に合わせて参考にしてみてください。

インドシナ半島|王道1周コース

このルートは東南アジア旅の王道コースで、
バンコクから出発してインドシナ半島を1周し再びバンコクに戻ってきます。

ルート|主要都市一覧

  1. バンコク
  2. チェンマイ
  3. ビエンチャン
  4. ルアンパバーン
  5. ハノイ
  6. ダナン
  7. ホーチミン
  8. シェムリアップ
  9. バンコク

必要な期間:3〜4週間
※飛行機を使えば2週間でも可能

予算:15〜20万円

このコースの魅力

  • タイ・ラオス・ベトナム・カンボジアの4カ国を横断できる
  • 東南アジア王道スポットを効率よく網羅できる
  • 陸路移動中心で東南アジアのディープな一面を味わえる
  • 必要な航空券はバンコクの往復だけなので、アクセスが楽

こんな人におすすめ

  • 初めてのバックパック旅をする人
  • 低予算で東南アジアを満喫したい人
  • ローカルな体験をしたい人

インドシナ半島・マレー半島|陸路縦断コース

このルートは僕がとったコースで、チェンマイ(またはハノイ)から出発し、
最後はシンガポールまで到達します。

ルート|主要都市一覧

  1. チェンマイ
  2. ビエンチャン
  3. ルアンパバーン
  4. ハノイ
  5. ダナン
  6. ホーチミン
  7. シェムリアップ
  8. バンコク
  9. ペナン
  10. クアラルンプール
  11. シンガポール

※ラオスを割愛してハノイをスタート地点にすると予算・期間を削ることができる。
しかし、ラオスは僕のイチオシの国なのであまりお勧めはしない。

必要な期間:4〜5週間

予算:20〜30万円

このコースの魅力

  • 東南アジア6カ国を堪能できる
  • マレーシアの文化やシンガポールの景観を楽しめる
  • 旅の後半になるほど、街並みがより都会的になっていく

こんな人におすすめ

  • 一ヶ月以上の長期の旅が可能な人
  • より多くの文化に触れたい人
  • 田舎と都会のコントラストを楽しみたい人

東南アジア全域|空路周遊コース

このルートは飛行機を使ってより多くの国を回りたい人に向けたコースで、
より多くの予算と期間が必要になります。

ルート|主要都市一覧

  1. マニラ
  2. セブ島
  3. ハノイ
  4. ダナン
  5. ホーチミン
  6. シェムリアップ
  7. バンコク
  8. クアラルンプール
  9. シンガポール
  10. ジャカルタ
  11. バリ島

必要な期間:2ヶ月以上

予算:30〜40万円

このコースの魅力

  • 東南アジアのほぼ全ての国をコンプリートできる
  • フィリピンやインドネシアなどの島嶼部も訪れることができる

こんな人におすすめ

  • 2ヶ月以上の長期の旅が可能な人
  • 資金が潤沢な人
  • 海を越えたい人

東南アジア1ヶ月旅にかかった費用を公開

「東南アジアは安い」とよく言われますが、
実際に一ヶ月バックパックで旅をしたら、いくらかかるのかは気になるところだと思います。

ここでは、僕が35日間で東南アジアを旅して、実際に使った金額をそのまま公開します。

総額はいくら?35日間の旅費まとめ

結論からズバリ。
航空券、宿泊費、移動費全てを含む旅費の総額です。

東南アジア一ヶ月バックパック旅の総額

  • 東南アジア旅総額(35日間):¥300,390

※為替・物価は2024年12月時点

感想としては、
「割と贅沢な旅をした割には安く抑えられた」
という印象です。

費用内訳(航空券・宿泊・食・移動)

まずは今回の旅でかかった費用を項目別に一覧にします。

航空券¥48,020
宿泊費(24泊)¥45,690
食費¥62,211
移動費¥50,063
ツアー費¥21,822
SIMカード¥5,513
観光費¥12,450
その他(交通費、お土産、VISAなど)¥54,621
合計¥300,390

それぞれの項目について詳しく説明します。

航空券

往路|¥25,210

航空会社:中国東方航空

・成田(14:25発)→青島(17:15着)
・青島(20:50発)→昆明(0:55着)
・昆明(翌日8:20発)→チェンマイ(翌日9:05着)

※中国との時差は1時間、タイとの時差は2時間

復路|¥22,810

航空会社:Air Asia

・シンガポール(12:10発)→クアラルンプール(13:10着)
・クアラルンプール(14:50発)→羽田(22:40着)

特徴:
・帰国日を決めずに出発したため片道ずつ購入
・往路は中国の昆明で空港泊


宿泊費(24泊)

総額|¥45,690

目安:
・1泊¥1,000〜¥2,500の安宿中心
シンガポールは物価が高くドミトリーでも1泊¥2,600

概要:
個室とドミトリーを利用
・前日でもAgodaBookingで予約可能

宿の特徴:
・個室の部屋は基本的に清潔。水回りはやや気になるところもあり
・個室でも共用トイレ・バスルームにするとコストを安く抑えられる
・基本Wi-Fi環境には問題ないが、全くネットワークがないところもあり

ジョージタウンの1泊¥1,700の安宿

食費

総額|¥62,211

目安:
・屋台のガパオやパッタイ、フォー、ブンチャーなどは1食約300円
・スムージーやジュースも1杯約300円
・リーズナブルなレストラン:¥500〜¥1,500

概要:
ローカルのレストラン中心
屋台メシで済ませることも

今回の旅は、「現地のものを食べる」ということをテーマに置き、
食費を節約せずにいろんなものを食べていたため、かなりコストがかかりました。

節約をしたら半分以下には抑えられるだろうという感覚です。

パッタイ:50バーツ(約220円)
パインシェイク:60バーツ(約260円)
ラオス料理:14万キープ(約980円)

移動費

総額|¥50,063

以下、実際の料金を一覧にします。

  • チェンマイ→ビエンチャン/スリーピングバス・ローカルバス
    ¥5,828
  • ビエンチャン→バンビエン/ミニバン
    ¥1,493
  • バンビエン→ルアンパバーン/スリーピングバス
    ¥1,750
  • ルアンパバーン→ハノイ/スリーピングバス
    ¥8,651
  • ハノイ→フエ/鉄道
    ¥4,288
  • フエ→ダナン/ミニバン
    ¥782
  • ダナン⇄ホイアン/ローカルバス・バイタク
    (行き)¥138(帰り)¥892
  • ダナン→ニャチャン/スリーピングバス
    ¥2,199
  • ニャチャン→ホーチミン/スリーピングバス
    ¥2,037
  • ホーチミン→プノンペン/高速バス
    ¥3,622
  • プノンペン→シェムリアップ/高速バス
    ¥1,464
  • シェムリアップ→バンコク/ミニバン
    ¥3,744
  • バンコク→パンガン島/鉄道・フェリー
    ¥3,326
  • パンガン島→ペナン/鉄道・フェリー
    ¥2,912
  • ペナン→クアラルンプール/フェリー・高速バス
    ¥1,482
  • クアラルンプール→ウッドランズ/鉄道
    ¥1,944
  • ウッドランズ→シンガポール市内/地下鉄
    ¥1,057
  • その他費用
    ¥2,454

予約方法:
・基本12goというアプリで予約
・予約が完了するとピックアップ場所がメールにて送られてくる

バス会社によって値段が変わります。
最初のうちは値段を比較せずに買っていたため、もう少し安く済ませることができたと思います。


ツアー費

総額|¥21,822

僕は今回の旅で2つのツアーに参加しました。

・熱気球体験|バンビエン:¥18,586
・メコン川クルーズ体験|ホーチミン:¥3,236

熱気球体験は価格は高いですが、それだけの価値はあると思います。
雄大な自然を気球から一望できるのは圧巻でした。


SIMカード

総額|¥5,513

eSIMではなくSIMカードを各地で買いました。
値段は安く済みますが、労力と時間がかかってしまいます。

eSIMを使うことをおすすめします


観光費

総額|¥12,450

東南アジアの主要観光地をいくつか回りました。

・アンコールワット1日券:$37(¥5,812)
・マウンテンバイクレンタル:$6(¥939)
・カメラマンによる写真代:¥2,000
・フエ王宮:20万ベトナムドン(¥1,212)
・クアンシーの滝入場料:6万ラオスキープ(¥420)
・クアンシーの滝送迎:15万ラオスキープ(¥1,050)

など


その他

土産|¥12,773

マルゥー、アルヴィアのチョコレート
ポストカード、マグネット
など

eVISA(カンボジア)|¥5,579

交通費(GrabやBolt)|¥3,667

ランドリー|¥2,761

手数料や空費等|¥18,270

ATM利用手数料や利息
逃してしまった電車やバス代
詐欺で取られたチケット代
など

東南アジア旅総額の予算と1日あたりの生活費

僕の実体験をもとに、
東南アジアバックパック旅にかかる総額・1日あたりの予算を算出します。

東南アジアバックパック旅の予算

以下の予算は、
全て陸路移動をとり、ドミトリー、ローカルレストラン、安い移動手段を選択した場合
の旅を想定しています。

  • 1ヶ月(30日):22〜24万円
  • 3週間(21日):19〜21万円
  • 2週間(14日):16〜18万円

予算内訳(固定費)

まずは、日数に関わらずほぼ必ずかかる費用です。

  • 航空券:約5万円
  • 長距離移動費(鉄道・バス):約3〜5万円
  • 観光費:約1.5万円
  • VISA代:約6,000円
  • SIM代:7,000円〜1.2万円
  • その他雑費:約1万円
  • お土産代:約5,000円

1日あたりの生活費目安(変動費)

次に日々の生活にかかる費用です。

  • 宿泊費:約1,500円/泊
    (ドミトリー/たまに個室)
  • 食費:約2,000円/日
    (ローカルレストラン中心)
  • 交通費:約300円/日
    (バイタクや地下鉄)

合計すると、
1日あたりの生活費:約4,000円


まとめ|旅の予算はあくまで参考までに

ここまで紹介した東南アジア旅の予算は、
僕自身の旅スタイルをもとに算出したあくまで目安です。

人それぞれ、旅の仕方はさまざまだと思います。
移動手段・食事の質・観光の量によってかかる費用が大きく変わります。

だからこそ、

この金額を基準に、自分なりの旅を組み立ててほしい

というのが結論です。

実際にきつかったこと・注意点

バックパック旅にはもちろん過酷な状況もあります。

ここでは、僕自身が体験した中で、多くの人が不安に感じる
治安」「体調管理」「陸路国境越え
この3つについて、注意点を実体験ベースで詳しく解説します。

治安について|基本的には良いが油断はしない

東南アジアはやっぱり危ないんじゃない?
そう思う方も多いと思います。僕も旅に出る前はそうでした。

結論から言うと、東南アジアの治安は総じて良好です。
今回の旅でも、危険な目に遭うことは一度もありませんでしたし、夜道を歩いていても過度な不安を感じることはありませんでした。

しかし、無防備で良い訳ではありません

ハノイやホーチミンでは、道路沿いでスマホを持ったまま立っていると、バイクでひったくられるケースが報告されています。
貴重品は分散し、スマホは車道側に出さないなど、基本的な対策は徹底すべきです。

▶ 海外旅行で最低限やるべき防犯対策は、こちらの記事にまとめています

カンボジアとタイの国境情勢について
2026年現在、カンボジアとタイの陸路国境は領有権問題を背景に閉鎖状態が続いており、徒歩や長距離バスによる越境はできない状況です。この2国間を移動する場合は、飛行機での移動に切り替えるなど代替ルートの検討が必要です。

体調管理|バスには羽織るものを

東南アジアは暑い国ですが、スリーピングバスの車内は別世界です。
冷房が強く効きすぎていることがあり、ブランケットが配られても寒いと感じることがあります

実際、僕はダナンからニャチャンへの移動の際に体を冷やし、その後丸一日寝込みました。

パーカーやウインドブレーカーなど、しっかりした羽織りものは必須。
バスのトランクに入れずに車内に持ち込むようにしましょう。

陸路国境越え|思っているほど難しくない

「陸路で国境を越える」と聞くと、少し身構えてしまうかもしれません。
ですが実際は、流れさえ知っていればそれほど難しくありません。

基本的な流れはシンプルです。

  1. 出国審査でスタンプをもらう
  2. 徒歩またはシャトルで国境を越える
  3. 入国審査を受ける

やること自体は空港とほぼ同じ。英語も簡単なやり取りができれば問題ありません。

カンボジアは日本人でもVISAが必須です。
アライバルビザではなくeVISAを発行することを強くおすすめします。
eVISAの発行には3〜4日を要します。

まとめ|実体験からわかった東南アジア1ヶ月旅の現実

モデルコースと費用の再整理

この記事では、僕が実際に
チェンマイからシンガポールまでを約1ヶ月かけて陸路で縦断した旅をもとに、

  • 実際に回ったモデルコース
  • 都市間の移動時間のリアル
  • 一ヶ月旅にかかった費用と、一般化した予算感
  • 治安・体調管理・国境越えの注意点

を解説してきました。
一般的なバックパック旅であれば、

  • 総額:25万円弱
  • 1日あたりの生活費:4,000円前後

を目安に考えておけば、大きく外すことはありません。

東南アジア旅で深まる自己内省

東南アジアの一人旅は、決して小さな挑戦ではありません。

30時間のバス移動。
複数回の国境越え。
知らない国で迎える朝。

一般的に見れば、十分に“冒険”です。
しかしその冒険は、手の届かない特別なものではない。

想像だにしない偶然の出会い。
バスに揺られながら景色を眺める時間。
予定通りにいかない出来事。

そうした時間の中で、自然と自分と向き合う余白が生まれます

「自分は何が好きなんだろう」
「これからどうしたいんだろう」

刺激を受ける日々の中で、そんな問いが浮かんできます。

東南アジアの旅は、人生を大きく変える“何か”が起こる機会というより、
自分と向き合える時間をくれる機会

だからこそ、強くおすすめしたい。

そして何より東南アジアは、旅人にとって優しい場所です。
自分と同様の旅人が集い、物価も比較的低く、ご飯は美味しい。

「バックパック旅をしてみたい」
「一人で海外に出てみたい」

そう思っているなら、東南アジアは本当にちょうどいい場所です。

難易度は高すぎない。
でも、得られるものは想像以上に大きい。

あの一ヶ月があったから、今の自分がいる。
そう思える旅でした。

次は、あなたの番です。

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