【2026年版】インド一人旅は危険?実体験で分かった治安の実態と詐欺の手口と対策
観光地・客引き・日本語詐欺まで|詐欺師の境界線と回避ルール

インド旅で一番不安に感じられがちなのは、「詐欺」ではないでしょうか。
実際、「インド 詐欺」と検索すると、
・観光地で騙された
・案内人に高額請求された
・日本語で話しかけられて油断した
そんな体験談が山ほど出てきます。
僕自身もインドを一ヶ月間バックパックで一人旅しましたが、
幸い一度も詐欺被害には遭いませんでした。
ただしそれは、たまたま運が良かったからではなく、いくつかの自分の中でのルールが効いていたからだと思います。
観光地での客引き、街中での「親切な声かけ」、日本語で近づいてくる人たち──
その多くは「詐欺」と「フレンドリー」の境界線が非常に曖昧です。
本記事では、僕が実際に旅の中で遭遇した詐欺の手口と、
「これは危ない」「ここは問題ない」と判断していた基準、具体的な対策をまとめます。
せっかくの旅行を嫌な思い出にしないためにもぜひ参考にしてみて下さい。
インド一人旅は本当に危険?治安の実態を体験ベースで解説
まずは、詐欺以前にインドの治安は良いのかどうか。これについて解説していきます。
夜のインドはなぜ危険に感じるのか
結論。昼間は安全だが夜になるとやや怖い。
その理由は以下の3つです。
・人が歩いていない
・リキシャの客引きが活発になる
・路上生活者が道端で寝ている
夜になると急に人通りが減ります。
交通量と客引きの数だけが増え、歩いている人はほとんどいなくなります。
そして、特に夜はしつこい客引きにめちゃくちゃ話しかけられます。
慣れないうちは結構怖いです。
さらに、路上生活者が街の至る所にいることも夜の治安を悪くする原因だと思います。
特にムンバイは結構いました。
ただ、普通に観光している分には治安の悪さは特に感じません。
治安の悪さより「声をかけられる多さ」が不安を生む
インド人はフレンドリーな国民性であるため、どこに行っても話しかけてきます。
・どこ出身?
・何してるの?
・どのくらいインドにいるの?
重要なのは、
声をかけてくる=詐欺師ではないということです。
インドでは、
・商売目的
・単なる興味
・本当に親切心
これらがすべて混在しています。
ただ日本人にとって厄介なのは、その境界線が非常にわかりにくいこと。
日本では、見知らぬ人に話しかける=特別な理由がある、という感覚が強いです。
だからこそ、インドの「誰にでも話しかける文化」に触れると、無意識に警戒心が生まれてしまいます。
僕が一ヶ月間旅して感じたのは距離感と危険性は別物だということ。
むしろ、本当に注意すべきなのは
・こちらの不安を煽ってくる
・移動や判断を急がせてくる
・過剰な親切心で街を案内してくれる
こうしたケースです。
次の章では、その“注意すべき境界線”を越えてくる具体的な詐欺の手口について整理していきます。
インド旅行でよくある詐欺の3大手法
観光地の”親切な”案内人詐欺
インドで最も遭遇率が高いのが案内人詐欺です。
バラナシの沐浴場、タージ・マハル周辺、デリーのインド門など、観光地に行けばほぼ確実に現れます。
特徴はとにかく“親切そう”なこと。
・「ここは無料で案内するよ」
・「今日は休日だから一緒にどこかに行こう」
・「写真撮ってあげるよ」
最初は一切お金の話をしません。
むしろ「チップはいらない」「友達だから」と言ってくることもあります。
問題は案内が終わった瞬間。
別れ際に急に態度が変わり、
・「ガイド料を払って」
・「これは普通いくらだ」
・「寄付をして」
と、半ば強引に請求されます。
ここで重要なのは、
これはインドでは“詐欺”というより“想定内の商売”だという感覚。
対策はシンプルで、
・最初から無視or明確にNOという
それができない人は
・相手がお金を請求してきた時点でその場から立ち去る
これを徹底してください。(僕が後者のタイプです笑)
不安を煽る系詐欺
個人的に、最も厄介で引っかかりやすいのがこの不安を煽る系詐欺です。
街中や宿の近くで突然話しかけられ、
・「今日はデモが起きてる」
・「そのエリアは今は危ない」
・「そのホテルは閉鎖された」
と、こちらの行動を否定する情報を投げてきます。
そして必ずこう続きます。
・「安全な場所を知っている」
・「政府公認の案内所がある」
不安になったり焦ったりすると人は判断力を失います。
実際は、それは嘘か誇張された情報で、”政府公認の案内所”と謳う提携先の代理店に連れて行かれる、というのが定番の流れです。
高額なツアー、不要な移動、法外な手数料。
断りづらい雰囲気を作られ、気づいたらお金が消えています。
僕もこの手の人に話しかけられて、リキシャに乗せられそうになりました。もちろん乗りませんでしたが。
対策として覚えておいてほしいのは「危ない」という情報は、必ず自分で裏を取ることです。
自分で調べて正しい情報を得るようにしましょう。
“今すぐ決めさせようとする人”は99%黒。
どんなに親切そうでも、その場から離れましょう。
ついつい安心してしまう日本語詐欺
これ、日本人が一番油断します。
いきなり
「こんにちは」
「日本人?」
「日本好き」
と、日本語で話しかけられます。
異国で母国語を聞くと、それだけで警戒心が一気に下がるものです。
でも冷静に考えてほしい。なぜその人は日本語を覚えたのか。
多くの場合、
日本人観光客=お金を持っている
という前提があるため、金目当てで近寄ってきます。
よくあるパターンは、
・両替しない?
・良い店知ってる
・お土産見ない?
一見フレンドリーですが、ついていって得はしません。
中には、
「お金落としましたよ」
「ナマステ〜ナマハゲ〜」
みたいに笑わせて距離を詰めてくる人もいます。
ユーモアがある分、断りづらいです。しかし、笑顔と悪意は普通に共存します。
僕の感覚で言うと、日本語で話しかけてくる人は99%何かしらの下心があります。
警戒されたくない人は英語で話しかけてきますからね。
僕が詐欺に遭わなかった理由|インド一人旅で決めていた回避ルール
とは言っても、
「もしかしたら親切心で話しかけてきてくれているのかも」
と相手を信じたくなる気持ちはものすごく分かります。
そのような方は以下の4点は徹底してください。
貴重品は複数に分けて
これはインドに限らずですが、インドでは必須レベルです。
僕は旅の間、現金とカードを必ず3か所以上に分けていました。
・カード・現金→セキュリティポーチに直で
・現金→セキュリティポーチの中にある財布
・小銭→ショルダーバッグの中のポーチ
ポイントは、最悪なくなっても良いダミーの小銭入れを作ること。
インドでは、相手がお金を持っていることが分かるとしつこく付いてきます。
この人怪しいかもな、と思ったときは、
「今はこれしかお金を持ってきてない」
と、ダミーの財布の中身を見せて下さい。すると一気に冷めることが多いです。
人の親切にはまず疑う
言い方は悪いですが、インドでは「親切=商売の入口」なことが多いです。
道案内、写真撮影、雑談、すべてが悪いわけではありません。
ただ、
「なぜこの人は、ここまで親切なのか」
という視点は非常に大切です。
特に注意していたのは、
・向こうから積極的に近づいてくる
・行動を変えさせようとしてくる
・「今すぐ」「こっちの方が安全」と急かす
このような人たちです。
逆に、
・こちらから質問した相手
・バスの隣で仲良くなった人
・長く一緒に時間を過ごした人
は、めちゃくちゃ親切にしてくれました。
親切を疑うことは悪いことではありません。
自分の身を守るための判断基準です。
流しのタクシーには乗らない
インドでの移動は、
流しのタクシー or リキシャはトラブルになりやすいです。
ぼったくり、追加請求は日常茶飯事。
だから僕は、原則として流しのタクシーには乗りませんでした。
使っていたのは、Uber一択です。
理由は単純で、金額が事前に確定しているから。
ここで注意が必要なのは、アプリで呼んだUberでもトラブルの可能性があること。
僕は一度、目的地についた際、すでに料金をカードで支払っているのにも関わらず二重で請求されたことがありました。それも相場の4倍くらいの額。
Uberだからと完全に油断してはいけません。
断る理由を持っておく
インドでは、「NO」だけでは通じない場面が多いです。
だから僕は、あらかじめ断る理由を用意していました。
・「お金がない」
・「宿のチェックアウトの時刻が迫っている」
・「友達と会う約束をしている」
・「もう予約をしてしまった」
「興味がない」よりも「もう決まっている」の方が圧倒的に効きます。
彼らは仕事として声をかけています。断られることにも慣れている。
あなたが悪者になる必要はありません。
それでもインド旅が最高な理由|危険を超える体験価値
ここまで読むと、
「やっぱりインドって面倒くさそう」
そう感じた人もいるかもしれません。
正直に言います。面倒くさいです。
気を張る場面も多いし、日本の感覚のままでは通用しないことだらけ。
それでも僕が、
「インド旅は最高だった」と断言できる理由があります。
海をも超える友情
インドでは、ある日いきなり予想だにしない出会いが待っています。
僕は旅の初日に出会った人の紹介で、インドの田舎にホームステイすることになり、
そして10日間にも及ぶ結婚式に参列することになりました。
言葉も文化も違う。会って数時間の外国人。
それでも彼らは、家に招き、食事を振る舞い、まるで家族のように接してくれました。
見返りも、条件もない。
詐欺を警戒していた自分が、拍子抜けするほどの純粋さでした。
インドから帰国して1週間以上がたった今でも、彼らからビデオ通話がかかってきます。
海をも超える友情。それを手に入れることができた、そんなインド旅でした。
どこに行っても最高のおもてなし
インド人は、とにかく距離が近い。
気づけば、知らない人とチャイを飲んだり、仲良くなってずっと話したりしています。
僕は何度かローカルの長距離バスに乗ったのですが、決まって隣の席の人と仲良くなりました。
途中の食事休憩でご飯をご馳走して頂いたこともありました。
みんなめちゃくちゃもてなしてくれます。
もちろん全員が善人ではありません。
でも、善意の割合が異常に高い。
困っていると、誰かが必ず声をかけてくる。
それは、日本ではあまり経験しない感覚でした。
まとめ|インド旅は「危険」ではなく「対策ゲー」
詐欺、客引き、ぼったくり。確かにあります。
でもそれは、人を傷つけたい悪意というより、生きるための商魂に近い。
だからこそ、対策を知っていれば回避できます。
そして一歩踏み込めば、とんでもなく人間味のある世界が広がっています。
カモにならないために覚えておくべきこと
・詐欺のパターンを知る
・距離感を間違えない
・断る準備をしておく
これを徹底するだけで、インド旅の難易度は一気に下がります。
そしてその先には、日本では絶対に味わえない出会いと熱量が待っています。
不安があるのは当然です。
でも不安だけで終わらせるには、インドはあまりにも濃すぎる国でした。
インド旅行ご予定のある方、ぜひ以上の点を気をつけて楽しんできてください。
きっと良い出会い、良い刺激があるはずです。
ではまた。

