東南アジアバックパッカー完全ガイド|宿・SIM・お金の管理・移動・国境越えまで徹底解説

33日で6カ国を縦断した実体験から旅に必要な情報をすべて解説

「東南アジアをバックパッカーとして旅してみたい––––」

そう思っても、いざ旅に出ようとすると、

  • 宿や移動手段はどうやって予約する?
  • 現地のお金やSIMはどうする?
  • 陸路で国境を越えられる?

など、どうやって旅を進めればいいのかが分からない人も多いと思います。

僕自身、2024年に33日かけてタイのチェンマイからシンガポールまで東南アジア6カ国を陸路で縦断し、翌年にはインドを陸路で横断しました。

実際に旅して分かったのは、バックパック旅にはある程度決まった「旅の進め方」があるということです。

この記事では、僕の実体験をもとに、

  • 航空券や宿の取り方
  • 通信環境の整え方
  • お金の管理方法
  • 陸路での移動方法

など、東南アジアでバックパック旅をするために必要な情報を、実際の旅の流れに沿って解説します。

当時の僕が出発前に知っておきたかったことを、この記事に全てまとめました。初めての東南アジア旅を計画している方は、ぜひ最後まで読んで、安心して旅に出発してください。

  • 渡航期間:約1ヶ月(33日間)
  • 渡航時期:2024年11月〜2024年12月
  • 旅のスタイル:バックパッカー/陸路縦断
  • 特記事項:
    ・バックパック旅に加えてアクティビティにも参加
    ・ラオスのバンビエンにて熱気球体験
    ・ベトナムのメコン川にてクルーズ体験
  • 訪問都市:17都市
    チェンマイ、ルアンパバーン、ハノイ、ホーチミン、シェムリアップ、バンコク、クアラルンプール、シンガポール ほか
  • 移動手段:
    スリーピングバス鉄道
  • 滞在形態:
    安宿/ドミトリー

東南アジアバックパック旅に出る前に

まずは旅の期間・ルート・予算を決めよう

東南アジアのバックパック旅を計画するなら、まず決めたいのが旅の期間です。

期間が決まれば、回れる国や都市が絞られてルートを決めやすくなり、ルートが決まれば必要な予算も見えてきます。

僕がおすすめしているのは、旅の期間に合わせた次の3つのルートです。

  • 2週間:東南アジア1周ルート
  • 1ヶ月:東南アジア縦断ルート
  • 2ヶ月:東南アジア周遊ルート

例えば、2週間ならタイ・ラオス・ベトナム・カンボジアの4カ国に絞って1周、1ヶ月あればマレーシア・シンガポールまで含めた大陸部を縦断できます。さらに2ヶ月ほどあれば、飛行機も使いながらフィリピンやインドネシアなどの島嶼部まで足を延ばして東南アジアを広く周遊することもできます。

僕自身は、1ヶ月の縦断ルートを選び、33日間でタイ・ラオス・ベトナム・カンボジア・マレーシア・シンガポールの6カ国を旅しました。かかった費用は約30万円です。

僕の旅したルート

それぞれの具体的なルートや、僕が33日間の旅で実際に使った費用の内訳については、以下の記事でかなり詳しく解説しています。

👉 【東南アジアバックパック一人旅|1ヶ月の費用とモデルコース完全公開

「どのくらいの日数で、どこを回り、いくら必要なのか」を知りたい方は、まずこちらの記事を参考に旅の大枠を決めてみてください。

クレカとネット環境があれば旅は続けられる

旅の大枠が決まったら、出発前に必ず準備しておきたいのがクレジットカードインターネット環境です。極論、バックパック旅はこの2つさえ確保できていれば、現地でなんとかなります。

▼クレジットカード
バックパック旅でクレジットカードが必須になる理由は、大きく3つあります。

① 現地でカード決済ができる

東南アジアでも、クレジットカードを使える場所は多くあります。たとえ、国境を越える際に現地通貨を両替し忘れても、大きな問題はありません。

僕の場合、旅中は頻繁に現金が不足してしまうのですが、クレカが1枚あるだけでかなり安心できます。この点は、普段からクレジットカードを使っている方ならイメージしやすいと思います。

② 現地ATMから現金を引き出せる

海外キャッシングに対応しているカードなら、ATMから現地通貨を引き出すことができます。

東南アジアでは、現金が必要になる場面も多いため、「現金が足りなくなったらATMで補充できる」という状態を作っておくことが重要です。

僕自身、ラオスのバンビエンで熱気球ツアーに参加した際、カード決済ができず、2万円弱をATMから引き出しました。大量の現金を日本から持っていくとリスクが大きくなるため、このような場合に備えて現地で調達できるように準備しておくことをおすすめします。

③ 海外旅行保険を利用できるカードもある

海外に行く際は、万が一の病気やケガに備えて海外旅行保険を用意しておくことが必須です。カード付帯保険の補償内容が十分であれば、別途保険に加入する必要がない場合があるのがメリットです。

海外旅行保険に加入する方法の一つが、クレジットカードに付帯している海外旅行保険を利用することです。クレジットカードの海外旅行保険には、大きく分けて「自動付帯」と「利用付帯」があります。

  • 自動付帯:カードを保有していることなど、カード会社が定める条件を満たせば適用される
  • 利用付帯:旅行に関する所定の代金をそのカードで支払うことなどを条件に適用される

特に利用付帯は、「カードを持っているだけ」で保険が適用されるわけではないので注意が必要です。また、何を支払えば適用されるのか、補償期間や補償額はいくらなのかもカードによって異なります。

そのため、長期のバックパック旅に出るなら、海外旅行保険の補償があるクレジットカードを用意し、出発前に適用条件まで確認しておくことをおすすめします。

インターネット
決済の手段があって、スマホがどこでも使えさえすれば、ひとまず安心できます。海外でインターネットを利用する方法は、大きく分けて次の3つがあります。

  • eSIM・SIMカードを利用する
  • Wi-Fiルーターをレンタルする
  • 日本の通信会社の海外ローミングを利用する

この中で、僕がバックパック旅におすすめするのがeSIMです。

eSIMはスマホ本体に組み込まれたSIMを利用する仕組みで、物理的なSIMカードを差し替える必要がありません。オンラインで購入・設定できるため、国を移動しながら旅をするバックパッカーとの相性が良いです。

特に東南アジアのように複数の国を移動する旅では、1つのeSIMで複数カ国をカバーできる周遊プランが便利です。ただし、スマホがeSIMに対応していない場合は、現地でSIMカードを購入する方法でも問題ありません。

僕自身、最初の東南アジア縦断旅ではスマホがeSIM非対応だったため、各国でSIMカードを購入しながら旅をしました。その後のインド旅ではeSIMを利用しましたが、結論はeSIMの方が圧倒的に楽だと感じています。

クレカはエポス、eSIMはAiraloがおすすめ

僕がバックパック旅で利用しているのが、エポスカードeSIMのAiralo(エラロ)です。

エポスカード
僕自身、これまで10カ国以上を旅する中で複数のクレジットカードを使ってきましたが、バックパック旅との相性が特に良いと感じているのがエポスカードです。

おすすめする大きな理由は、海外キャッシングに対応していることと、海外旅行傷害保険が充実していることです。利用付帯で、疾病治療費用が最高270万円、傷害治療費用が最高200万円などの充実した補償があります。

保険の種類保険金額
傷害死亡・後遺傷害最高3,000万円
傷害治療費用200万円(1事故の限度額)
疾病治療費用270万円(1疾病の限度額)
賠償責任(免責なし)3,000万円(1事故の限度額)
救援者費用100万円(1旅行・保険期間中の限度額)
携行品損害(免責3,000円)20万円(1旅行・保険期間中の限度額)
エポスカード公式サイト 保険金額について

※携行品1つあたり10万円程度、乗車券等は合計5万円程度
※携行品損害は、1個・1組・1対あたり10万円限度。
※本内容は概要を説明したもので、実際の保険金お支払いの可否は、普通保険約款及び、特約等に基づきます。
※カード付帯保険サービスの内容は、予告なく変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。

さらに、入会金・年会費は永年無料。バックパック旅のために1枚用意しておきやすいのもメリットです。

僕が実際にエポスカードを使って感じたメリット・デメリットについては以下の記事で詳しく解説しています。

👉【エポスカードをおすすめする理由はこちら】

▶︎ 【無料でエポスカードを作る

▼Airalo(エラロ)
eSIMで僕がおすすめしているのが、Airaloです。

Airaloの一番のメリットは、とにかく使いやすいことです。

アプリから簡単にeSIMを購入でき、データ容量が足りなくなってもすぐに追加できます。複数の国で利用できるアジア向けの周遊eSIMがあることも大きなメリットです。

・10GB/15日で$24(約3,800円)
・10GB/30日で$25(約4,000円)
・20GB/30日で$39(約6,200円)

Airalo(エラロ)のアジア周遊プラン

また、Airaloを初めて利用する場合は、紹介コード「OLCTRU3670」を入力すると、US$3.0(約450円)の割引が適用されます。ぜひご利用ください。

実際に使ったレビューや注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。

👉【Airaloの設定方法と使い方はこちら】

👉 Airalo公式サイトはこちらから

重要なのは、クレジットカードで「お金」を、インターネットで「情報」を確保して、旅先でも必要なものをその都度手配できる状態にしておくことです。

東南アジアバックパック旅の出発準備

期間やルートを決め、クレジットカードと通信環境を準備したら、いよいよ出発の準備を始めます。
出発前に最低限予約しておきたいのは、最初の目的地までの航空券到着後に泊まる宿です。

航空券はSkyscannerで探す

航空券を探すなら、僕がおすすめするのがSkyscanner(スカイスキャナー)です。

バックパック旅では日程やルートをある程度自由に決められるため、最初から出発日や目的地を固定する必要はありません。

Skyscannerでは、複数の目的地を比較して安く行ける都市を旅のスタート地点にしたり、日付を固定せずに検索して航空券が安い日に合わせて出発日を決めたりできます。

乗り継ぎのある便や平日の便を選ぶと、費用を安く抑えることができます。

行き先を決めずに安い航空券を検索
日付を決めずに安い航空券を検索

僕の場合は旅の自由度を残すため、基本的に行きの航空券だけを予約して出発しています。帰国日や帰国する都市を決めず、その後の予定は旅をしながら決めています。

※ただし、国によっては入国時に帰国便や第三国への出国便の提示を求められる場合があります。僕自身はタイとインドに片道航空券で入国できましたが、入国条件は国や時期によって異なるため、片道航空券で出発する場合は必ず最新の入国条件を確認してください。

到着初日の宿だけ予約しておく

航空券を予約したら、到着初日の宿だけ確保しておきます。

バックパック旅では、すべての宿を出発前に予約しておく必要はありません。僕の場合は、旅をしながら次の目的地を決め、基本的に前日くらいに次の宿を予約しています。

そのため、日本にいるうちに予約しておくのは最初の宿だけでOKです。

僕は、まずGoogleマップを使って立地を選び、宿を決めたらAgodaBooking.comの安い方で予約しています。詳しい宿の探し方については後ほど紹介します。

最初の宿は、できれば空港からアクセスしやすい場所を選ぶのがおすすめです。

海外に到着した直後は長時間のフライトで疲れているうえ、初めての土地で勝手も分かりません。さらに、eSIMがうまくつながらない、ATMで現金を引き出せないといったトラブルが起こる可能性もあるからです。

そのため、最悪ネットや現金がなくてもたどり着ける宿を選んでおくと安心です。

なお、予約サイト上では予約完了になっていても、まれに宿側で部屋が確保できていないケースがあります。僕自身、チェンマイのコムローイ祭りの日にAgodaで宿を予約していたのですが、到着するとまさかの満室。周辺の宿もすべて埋まっており、結局マクドナルドで朝まで過ごすことになりました。

滅多にありませんが、祭りや大型イベントの日は要注意です。絶対に泊まりたい宿は、予約完了メールを確認し、不安なら事前に宿へ直接連絡しておくと安心です。

現地に到着したらやること

現地の空港に到着したら、まずは通信環境と現地通貨を確保して、宿まで移動します。

eSIMをつないで通信環境を確保する

まずスマホをネットにつなぎます。AiraloなどのeSIMを事前に設定しておけば、現地到着後に回線を切り替えるだけで使い始められます。

ただし、国や通信環境によっては、eSIMがうまくつながらないこともあります。僕もインドでAiraloを利用した際になかなか接続できませんでしたが、「1.1.1.1 + WARP」という無料VPNアプリを入れたところ、すぐに使えるようになりました。

👉 1.1.1.1+WARPのインストールはこちら

ただし、接続できない原因は端末設定や回線などさまざまなので、まずはAiraloの設定やデータローミングなどを確認しましょう。

👉 Airalo公式サイトはこちらから

バックパック旅ではスマホが旅の司令塔になるので、何より先に通信環境を確保する必要があります。

ATM・両替所で現地通貨を手に入れる

ネットがつながったら、次は現地通貨を用意します。

方法は大きく分けて、

  • 現地ATMでクレジットカードを使ってキャッシングする
  • 日本円や米ドルを両替する

の2つです。

僕は基本的に、空港のATMで1万円弱を目安に必要最低限の現地通貨を引き出すようにしています。

一方、現金を両替する場合、空港の両替所は市内よりレートが悪いため、まずは空港から街へ移動するための必要な分だけを両替し、残りは市内の両替所で替えることをおすすめします。

なお、ATMは利用手数料がかかるため、少額を何度も引き出すより、ある程度まとめて引き出す方が手数料を抑えられます。

為替レートを確認するときは、Currencyなどのアプリがあると便利です。

Grab・Boltを使って宿へ向かう

通信環境と現金を確保できたら、予約しておいた宿へ向かいます。

東南アジアではタイならBolt、ベトナムやカンボジアならGrabなどの配車アプリが充実しています。流しのタクシーは料金交渉でトラブルになることもあるため、これらのアプリを使うことをおすすめします。

また、アプリにクレジットカードを登録しておけば、ドライバーとの現金のやり取りを減らせるため、防犯や支払いの手間を減らすという意味でも便利です。

ここまでできれば、現地での旅はひとまずスタートです。

バックパック旅のお金・貴重品の管理方法

バックパック旅では、多額の現金や貴重品を持って何週間も移動することになるため、お金をどう持ち歩くかが重要です。ここでは、僕が実際に東南アジアを縦断した際のお金・貴重品の管理方法を紹介します。

現金とクレジットカードを使い分ける

バックパック旅では、多額の現金を持ち歩かず、現金とクレジットカードを使い分けることが重要です。

僕自身、日本から持っていく現金は3〜5万円程度にしています。それ以外は、クレジットカードでの支払いや海外キャッシングを利用して、必要になったタイミングで現地通貨を調達します。

  • クレジットカード:宿や移動手段の予約、レストランなど
  • 現金(海外キャッシングと両替):屋台や雑貨屋など

僕自身、基本的には現金はATMから引き出し、レートの良い両替所を見つけたら必要な分を円から両替するようにしていました。

複数カ国を移動する場合、国境を越えれば基本的に通貨も変わります。余った現地通貨を再両替すると手数料やレートで損をすることもあるため、出国が近づいたらATMで引き出す金額を減らし、できるだけ使い切るように調整しましょう。

セキュリティポーチで貴重品を管理する

もう1つ重要なのが、現金やクレジットカードを1か所にまとめないことです。

僕はバックパック旅では普段使っている財布を持っていかず、現地通貨の紙幣用のポーチとコインケースを用意して以下のように管理しています。

①セキュリティポーチ|貴重品
服の下などに身につけられるセキュリティポーチには、

  • パスポート
  • クレジットカード
  • 紙幣用のポーチ
  • 日本円

など、なくしたら困るもの・金額の大きいものをまとめています。基本的に人前で頻繁に開けることはなく、必要なときだけ取り出します。

②ショルダーバッグ|街歩きに必要なもの
街歩き用に使うバッグの中には、

  • メモ帳
  • ペン
  • コインケース
  • その他、その日の街歩きに必要なもの

などを入れています。コインケースには、その日に使う硬貨と少額紙幣だけを入れています。買い物や食事のたびに、パスポートやクレジットカード、高額紙幣が入ったセキュリティポーチを取り出すのは避けたいところです。

旅先では、食事や買い物、トイレ、交通機関、観光など、少額の現金を使う機会が頻繁にあります。そのため、普段使いのコインケースにはその日に使う分だけを入れておくのがおすすめです。

セキュリティポーチの購入はこちら

このように、バックパック旅ではお金の管理を少し工夫する必要があります。貴重品管理をする上で、セキュリティポーチは必須のアイテムだと思っています。

僕自身が海外旅行で実践している防犯対策については、以下の記事で詳しくまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。

👉【海外旅行で盗難を防ぐために僕が実践している防犯対策はこちら】

次の街へ|移動手段・宿・国境越え

最初の街まで到着し、お金の管理方法まで分かったら、ここからが本格的なバックパック旅の始まりです。ここでは、移動手段と宿の予約、陸路国境越えについて解説します。

バス・鉄道は12Goで予約する

東南アジアの都市間移動では、鉄道・スリーピングバス・ミニバンなどを利用します。島へ向かう場合はフェリーを利用することもあります。

そこで、僕が移動手段を探すときによく使っているのが、12Goというサイトです。

12Goは、東南アジアを中心に鉄道やバス、ミニバン、フェリーなどを検索・予約できるサイトです。出発地と目的地を入力するだけで、利用できる移動手段をまとめて比較できます。東南アジアの都市間移動は、基本的にこの12Goひとつで完結します。

予約が完了すると、メールで予約番号や集合場所が送られてきます。当日は指定された場所へ向かい、予約画面を提示して乗車します。

👉【12Goを使って予約する】

Powered by 12Go system

もちろん、駅やバスターミナルで直接チケットを購入することもできます。ただし、満席になったり、分かりづらかったりすることもあるので、オンラインで事前に予約しておくと安心です。

なお、東南アジアの長距離バスや鉄道は、冷房がかなり強く効いていることがあります。僕自身、スリーピングバスの冷房で体調を崩したことがあるため、長距離移動では薄手のパーカーなどの防寒着を必ず手荷物に入れておくことをおすすめします。

宿の探し方と選び方

先ほども少し触れましたが、僕の場合は数日先まで予定を固めることはせず、移動する前日くらいに次の街への移動手段と宿を予約します。

僕はまずGoogleマップで泊まりたいエリアを探し、その周辺にある宿をAgodaやBooking.comで予約しています。宿は、宿泊費だけでなく立地もかなり重要です。いくら宿が安くても中心部から離れていると、観光や食事のたびに移動が必要になるからです。

▼部屋は大きく3種類

①ドミトリー
ドミトリーは、1つの部屋に複数のベッドがあり、ベッド1台分が自分のスペースになるタイプです。

シンガポールのドミトリー

最大のメリットは安さ。東南アジアでは、場所によっては1泊1,000円以下で泊まれる宿もあります。一方で、他の旅行者と同じ部屋で寝るため、プライベートな空間はほとんどありません。

僕はドミトリーを予約するとき、ベッドにカーテンが付いているかを必ず確認しています。カーテンが1枚あるだけでも快適さがかなり変わります。

②共用トイレ・バスルームの個室
寝室は自分専用ですが、シャワーやトイレを他の宿泊者と共有するタイプです。

マレーシアの宿の共用バスルーム

ドミトリーより料金は高くなりますが、「寝るときくらいは一人になりたい」というときにちょうどいい選択肢です。

③完全個室
寝室だけでなく、トイレやシャワーも自分専用の部屋です。

ダナンの宿の個室

3種類の中では料金が高くなりますが、プライベートな空間を確保できるので、長旅で疲れが溜まってきたときにはかなり助かります。

▼ドミトリーと個室を組み合わせる

僕自身、旅に出る前はドミトリーをかなり敬遠していました。しかし、実際に泊まってみると意外と悪くありませんでした。料金をかなり抑えられますし、カーテンがあるタイプのドミトリーなら、最低限のプライベート空間も確保できます。

ただ、毎日ドミトリーだとさすがに疲れます。そのため長期のバックパック旅では、基本はドミトリーで宿泊費を抑え、疲れが溜まってきたら個室に泊まるくらいの使い分けがおすすめです。

▼個室かどうかより「水回り」を見る

そして、僕が宿を選ぶときにかなり重視しているのが、シャワーやトイレなどの水回りが綺麗かどうかです。

長期間旅をしていると毎日かなり疲れるので、正直、夜はベッドに入ればすぐ眠れます。そのため僕の場合、ドミトリーか個室かによる寝心地の違いはそこまで気になりませんでした。

一方で、汚いシャワーやトイレは毎日使うたびにストレスになります。そこで、AgodaやBooking.comで宿を予約するときは、総合評価だけでなく水回りの写真や口コミを重点的に見るようにしています。

つまり、僕が宿を選ぶときに重視しているのは、「立地・水回り・料金・部屋タイプ」の4つです。安さだけで選ぶのではなく、長旅でも無理なく過ごせる宿を選ぶことをおすすめします。

陸路国境越え|思っているほど難しくない

東南アジアを陸路で周遊するとき、最初は少しハードルが高く感じるのが国境越えだと思います。

僕自身も初めて国境を越える前は、「どこでバスを降りるのか」「出入国の手続きはどうするのか」と不安でした。しかし、実際にやってみると陸路での国境越えは意外と簡単です。

ラオスーベトナム国境

12Goなどで国境を越えるバスを予約した場合は、国境に到着するとバス会社のスタッフが手続きの流れを案内してくれることが多いので、基本的にはその指示に従って進めば問題ありません。

現地で直接バスを予約した場合などでも、同じバスに乗っている人たちが一斉に出入国手続きへ向かうので、周りの乗客の流れについていけば大体分かります

国境によって多少異なりますが、大まかな流れは次の通りです。

① バスを降りて、出国審査を受ける
パスポートを提示して、現在いる国から出国します。

② 必要に応じて荷物検査を受ける
国境によっては、荷物を持ってバスを降り、検査を受けることがあります。

③ 国境を越える
徒歩で国境を越える場合もあれば、乗ってきたバスなどで移動する場合もあります。

④ 入国審査を受け、バスに戻る
パスポートや必要な書類を提示して、次の国へ入国します。

基本的にはこれだけです。

国境では出入国手続きをしている間にバスが別の場所へ移動することもあります。自分が乗ってきたバスを見失わないよう、降りる前にバス会社名や車体の特徴を確認しておくと安心です。

また、国によってはビザの取得や入国に必要な書類の準備が必要です。国境での手続き自体はそれほど難しくありませんが、次の国へ向かう前に最新の入国条件は確認しておきましょう。

バックパック旅を快適にするコツ

ここまで紹介した方法が分かれば、東南アジアを旅していくことはできます。ここでは、実際に旅をして感じた現地での生活のコツや、旅をより楽しむための方法を紹介します。

東南アジアのトイレ・洗濯事情

バックパック旅を始めると、宿や移動以外にも「トイレはどこにある?」「洗濯はどうする?」といった、ちょっとした生活の問題が出てきます。

ここでは、僕が東南アジアを旅していて特に知っておいた方がいいと感じたトイレと洗濯事情について紹介します。

▼トイレは「行けるときに行く」

東南アジアを旅していて意外と困るのが、街中でトイレがなかなか見つからないことです。

バンコクやクアラルンプールなどの大都市なら、ショッピングモールなどで比較的簡単に見つけられます。しかし、地方の街では日本のようにどこでもトイレがあるわけではなく、カフェやレストランくらいしか見つからないこともあります。

そのため、東南アジアでは「トイレは行けるときに行っておく」のが鉄則です。

長距離バスに乗る前はもちろん、観光中でもカフェやレストランでトイレを見つけたら済ませておくことをおすすめします。

▼ウォシュレットは「ガンタイプ」

もう一つ、日本との大きな違いがウォシュレットです。

東南アジアでは、日本のような便座一体型ではなく、トイレの横にホースが付いた「ガンタイプ」のウォシュレットをよく見かけます。

ウォシュレットガン

最初は使い方に戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえばかなり便利です。

一方、ラオスなどの地方では設備が十分ではなく、トイレットペーパーが置かれていないトイレもあります。

ラオスの田舎のトイレ

そのため、街歩きをするときはポケットティッシュを持ち歩いておくことが必須です。

▼洗濯はランドリーサービスに任せる

長期のバックパック旅では、当然ながら途中で洗濯が必要になります。そこでおすすめなのが、街中にあるランドリーサービスです。

東南アジアでは多くの街でランドリーサービスを見つけることができ、僕も何度も利用していましたが、1回300円程度で洗濯から乾燥までやってもらえます。

使い方も簡単で、服を預けて料金を支払い、指定された時間に取りに行くだけ。翌日には乾燥した状態で返ってくることが多いです。

宿で手洗いする方法もありますが、1〜2日で次の街へ移動するバックパック旅では、出発までに服が乾かないことがあります。コインランドリーもありますが、洗濯が終わるまで待つ必要があります。

その点、ランドリーサービスなら、預けている間に観光できるのが大きなメリットです。

僕自身も東南アジア縦断中は何度も利用しましたが、想像以上に綺麗な状態で返ってくるのでかなり助かりました。

現地ツアー・アクティビティに参加する

バックパック旅というと、できるだけお金をかけずに旅をするイメージがあるかもしれません。

もちろん、宿泊費や移動費を抑えることは大切です。ただ、僕はその土地でしかできない体験には積極的にお金を使うことをおすすめします。

僕自身、東南アジアを縦断したときには、

  • ラオス・バンビエンで熱気球体験
  • ベトナムでメコン川クルーズ

などの現地ツアーに参加しました。

特に、バンビエンで大自然を上空から眺めた熱気球体験は、東南アジア縦断旅の中でも最も印象に残った思い出の1つです。

現地ツアーは、街中の旅行会社や宿で直接申し込むこともできます。一方で、料金や口コミを比較してから決めたい場合や、人気のツアーを事前に押さえておきたい場合は、KlookやKKdayなどの予約サイトを使うと便利です。

行き先を検索するだけで、その街で参加できるツアーやアクティビティを探せるので、まずはどんな体験ができるのかチェックしてみてください。

👉【klookでツアー・アクティビティを探す】

👉【KKdayでツアー・アクティビティを探す】

移動時間はKindleがあると快適

バックパック旅をしていると、想像以上に何もすることがない時間が多くあります。スリーピングバスや鉄道で10時間以上移動することも珍しくありません

そんな長距離移動のお供として、僕がおすすめしたいのがKindleです。

スマホでも本は読めますが、長時間使っているとバッテリーを消費しますし、画面を見続けるのも疲れます。Kindleならバッテリーが長持ちするうえ、何冊もの本を持ち歩く必要もありません。

👉【Kindle端末を探す】

僕自身、東南アジアを縦断している間は、沢木耕太郎の『深夜特急』を読んでいました。

『深夜特急』は、著者が香港からロンドンまでバスを乗り継いで旅をする紀行作品です。自分も東南アジアを陸路で移動しながら読んでいたので、本の中の旅と自分の旅が重なっていく感覚があり、普通に日本で読むのとは違った面白さがありました。

『深夜特急』については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

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長距離移動はバックパック旅では避けられません。だからこそ、暇な時間を「ただの待ち時間」にせず、読書を楽しむ時間に変えられるKindleは、長期旅とかなり相性のいいアイテムだと思います。

まとめ|旅の進め方が分かればバックパック旅は難しくない

東南アジアのバックパック旅は、一見するとハードルが高く感じますが、実際にやってみると意外とシンプルです。

最初からすべての予定を決める必要はありません。次の街を決めて、移動手段と宿を予約する。これを繰り返していけば、旅は続いていきます。

そして、宿泊費や移動費を抑えながら、その土地でしかできない体験にはお金を使う。予定を決めすぎず、そのときの気分で次の目的地を決められるのもバックパック旅の面白さです。

この記事が、東南アジアへ旅立つきっかけになれば嬉しいです。

それでは、良い旅を!

東南アジアバックパッカー完全ガイド|宿・SIM・お金の管理・移動・国境越えまで徹底解説” に対して2件のコメントがあります。

  1. TestUser より:

    pxIenNVi GvOM DzXHldG CXo PuW AaKgsf OgLzsUm

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