[東南アジア縦断日記]チェンマイからシンガポールまで陸路で挑む、バックパッカー旅35日間の実録
#2ラオス前編|”バックパッカーの聖地バンビエン”の魅力に取り憑かれる濃厚な3日間

バンビエンはバックパッカーの間で「絶景・アクティビティ・物価安」の三拍子が揃う“東南アジア屈指の穴場”として知られています。今回はチェンマイからビエンチャンへ陸路で移動し、バックパッカーの聖地バンビエンで過ごすラオス3日間を実録形式で紹介!
「これからラオス旅を計画している人」や「タイからラオスの陸路国境越えの方法を知りたい人」には必ず役立つと思います!
前回のあらすじ
中国での空港泊から始まり、チェンマイではスマホ購入・宿なし徹夜・バス予約ミス…とトラブル続き。それでもなんとかチェンマイを脱出した前回。今回はついにラオスへ——と思っていたのだが……。
この記事は日記シリーズになっているので、前回の内容を知らない方はぜひ読んでから再びこちらに戻ってくることをお勧めします!
※物価は2024年11月時点のレートで計算しています
<4日目>タイ→ラオスの陸路国境越え
夜行バスで到着した先はウドンターニーという街のはずれ。国境まで行ってくれるものだと勝手に思っていたので少々困惑しました。ここからどのようにラオスへと移動するのか!?陸路国境越えについての一部始終を語ります!
ウドンターニーからビエンチャンへ
夜行バスは2階建てで僕は1階に着席。リクライニングもあり広々していて快適な移動でした。

5:20 ウドンターニーへ到着
「ウドンタ〜ニ〜〜〜〜」というバス運転手のけたたましいアナウンスで1日が始まります。
バスを降りると辺りはなんっにもないただの広場。すぐさまトゥクトゥクのうんちゃんが来て交渉をしてきました。
「どこに行くんだ?」
「ビエンチャン!」
と答えると、こっちに来いといったような具合でトゥクトゥクの方へ案内されました。
当然ぼったくられるだろうと覚悟して値段を聞いてみたのですが、なんとたったの100バーツ。野良トゥクでも初手から正規の値段で乗せてくれることなんてあるんだ、と思い安心しました。

ウドンターニーのバスターミナルまで連れて行ってくれ、15分ほどで到着。
タイの夜道を爽快に駆け抜け、存分に”旅してる感”を味わうことができました。
5:45 バスターミナル到着
ターミナルには観光客はおらず、ほとんどが現地人でした。
7:00発のビエンチャン行きのチケットを85バーツで購入。ベンチに座って発車時刻を待ちました。

7:00 ビエンチャン行きのバスに乗車
そしていよいよ出発のとき。1番前の席に案内され、すぐにバスが動き出しました。

8:30 いよいよ国境越え
1時間強が経過し検問所へ到着しました。車やバスの往来が激しい。

まずはタイの出国手続き。出国は簡単でパスポートを見せるだけで特に何も聞かれません。
そして待ちに待った陸路国境越えです!歩いて国境を渡るのかと思っていましたが、再びバスに乗るそう…。国境を跨ぎたかったのに少し残念です( ; ; )
メコン川にかかる橋を渡りきるとその先はラオス。まもなくバスが橋を渡り始めました。

メコン川はでかい。橋の脇にはタイの国旗が等間隔で立てられています。2カ国目突入にワクワクしてきました。タイとラオスの国境を通り過ぎるのを今か今かと待つのですが、思ったより橋が長くて中々辿り着きません( ; ; )
とその時、待っていた瞬間が訪れました!ほんっの一瞬だけタイとラオスの国旗が並んでいるのが見えたのです!

とうとうラオス入国!
再びバスを降りて入国手続きをしました。バスの中で配られた入国カードとパスポートを出して完了です。総じてタイ-ラオスの国境越えの手続きは難しくないです。特に問題なくものの数分で終えることができます。
世界一何もない首都ビエンチャンの街散策
9:15 ビエンチャン到着
話には聞いていましたが、ビエンチャンには何もありません…( ; ; )
開放的な田舎感もなければ、目を見張る高層ビル群もない。あるのは整備された道路と敷地面積の大きい建物。

ショッピングモールにも立ち寄ってみたのですが、タイのものとは比べものにならなくらいショボい…。

9:40 パトゥーサイへ
ラオス版凱旋門”パトゥーサイ”にも行きました。思ってたよりでかい。

12:00 2日ぶりの宿へ!
そして待望の宿へ向かいました。やっとベッドで寝られる。
今回泊まる宿は、ヴィエンチャンスターホテル。1泊約3400円。今回も謎にツイン。水圧は強めで満足(笑)

テラスもあって素敵なゲストハウスです。

この旅1人目の友達
16:00 ランチへ
シャワーを浴びてスッキリ。
その後、このゲストハウスのテラスで仲良くなった欧米人と一緒にランチに行くことに。
まさかこんな早々に友達ができるとは思わなかった。確かビリヤニを食べたのですが、会話に夢中でその時の写真はなし!(笑)良い時間でした。
17:00 リバーサイドへ
彼が宿周辺を案内してくれるというのでリバーサイドへ散歩をしに行くことに。

メコン川の向こう側はタイです。にしてもタイは明るすぎる。
ビエンチャンはナイトマーケットこそ賑わっているものの、街は街頭がポツポツとあるくらいで本当に暗い。
こうして長い長い1日を終えました。
<5日目>バックパッカーの聖地バンビエンに到着
無事陸路国境越えに成功し、ビエンチャンへ到着した4日目。本日は次の街バンビエンへと進んでいきます。バッパーの聖地バンビエン。着いた瞬間、息を呑むような光景と別世界にワープしたような感動を覚えます。果たしてどんな景色が待っているのか!?
まるで西欧!?おしゃれなカフェの連なる街並み
11:00 起床
連日の疲れもあって遅めの起床。部屋に窓がなく、目が覚めると昼になっていました。
12:20 またしてもカフェへ
この旅が始まって以来カフェに行き過ぎです(笑)
朝の散歩をしていると、宿から歩いて5分ほどのところにお洒落なカフェを見つけてしまい入店の欲に抗えませんでした。本日のブランチは「ラ・テラス」にて。
ラオスはフランスの植民地だったこともあり、街には西欧のようなカフェがたくさんあるのです。

テラス席に座ってカフェモカとサンドイッチを注文。
優雅なひとときでした。

このスタバもめっちゃお洒落じゃないですか?

ビエンチャンからバンビエンへ
14:00 さらばゲストハウス
優雅なひとときもこれでおしまい。再び移動が始まります。
さらばヴィエンチャンスターホテル。

14:10 野良トゥクと交渉
バンビエンまで行くバスのターミナルはここから8キロ。ラオスはバイタク文化がないので野良のトゥクトゥクに交渉しに行くことに。
「ノースバスステーションまでいくらだ?」と聞くと、
「20万キープ(約1400円)」と。
おそらくぼったくりだろうと思い、「10万キープ」と値段を提示すると、
ごめんごめん、と言ったような具合で車内にあった料金表のようなものを取り出して見せてきました。そこには「to North Bus Station K150,000」との記載が。
まあ良いかと思いこの値段で了承しました。これで僕の中に、「8キロ=1000円」といったラオスの相場のようなものが刻み込まれました。

ビエンチャンの主要地区周辺は道がきちんと整備されていたのですが、少し離れると急に舗装のないダート路に。ガタガタ揺れて大変でした( ; ; )

14:40 ビエンチャン出発
激しく揺られながら無事バスステーションに到着。
予約していたミニバンに乗ってバンビエンに向かいました。

移動中、何もせずにぼーっとするのが最高でした。ラオスの景色がたまらなく良い。
感動のバンビエン
16:40 息を飲むような光景
2時間ほどで到着。
バスを降りた瞬間、目の前には想像を越える光景が広がっていました。あたり一面が雄大な山々に囲まれていて、果てしなく大自然が広がっているのです!まさに「田舎」という言葉がぴったり。

そして感動的だったのは、夕焼けに照らされた熱気球。色とりどりの熱気球が大自然の中を浮遊する光景は幻想的でした。まるで「ようこそバンビエンへ」と盛大に歓迎されているようだ…。

宿を目指して歩き始めました。のどかな雰囲気…。

作りかけの家があったり、急に大きな穴が出現したり。非日常すぎる…。


17:10 安宿へ到着
途中道を間違えながらも本日の宿へ到着。
やってきました。「Vang Vieng Galaxy Hotel」1泊約2200円。宿の方が親切で、部屋も超綺麗で大満足でした。またまたツインルーム。(笑)一人旅ですよ。


18:20 夜のバンビエンへ
少し休憩した後、夜のバンビエンへ出かけます。
ナイトマーケットでロティをゲット。


夕食はラオス料理店「Sanaxay Restaurant」にて
ガパオライスとマンゴースムージーを注文。ガパオは優しい味付けでめちゃくちゃ美味かった。日本人の味覚に合わせたタイ料理、という印象を受けました。てか久しぶりにローカルっぽいものを食べた気がする。これでなんと約350円!驚愕の安さ。

ラオスはタイと違って朝型なのです。だから店もナイトマーケットも早々に閉じてしまう。宿に帰って明日は熱気球に乗りたいという欲望を抱きながら就寝しました。
<6日目>バンビエンで絶景トレッキング
バンビエンの街の雰囲気に圧倒された5日目。本日はさらにバンビエンの魅力に迫っていきます。”熱気球体験”ーー最初はツアーの費用の高さに参加を断念したものの、徐々にそれを諦められなくなっていく…。いったいその理由とは??大自然を歩き回った1日について語ります!
圧倒された自然大国
5:00 起床
自然豊かなバンビエンを散歩するために早起き。まだ薄暗い街を目的地もなく一人歩き始めました。
5:20 朝の優雅な散歩道
まだ人々の活動が始まっていないこの時間帯。静寂に包まれた田舎町バンビエン。
まずは粗悪な橋を渡ります。

「ナム・ソン橋」という名前が付いているだとか。ガタガタで壊れないか心配…。
小鳥の囀り、鶏の鳴き声、川の流れる音が聞こえます。遠くには気球が上がる景色も。

この一本道をしばらく進むと開けたところに。360°パノラマの大自然が広がります。


普通に野良牛が歩いている。大自然にひたすら感動します。

7:40 気がつけばトレッキングに
バンビエンの大自然に圧倒され引き込まれるように進んでいくと、気がつけば宿から7キロ先の観光地らしきところに到着。洞窟があるだとか。
綺麗な湖「ブルーラグーン」

”洞窟へ”という看板を見つけたので行ってみることに。どうやら、登るらしい。

想像以上に険しい道を進み、いよいよ洞窟の中へ。散歩ではなく、もはやトレッキングに。サンダルでここまで来たのですが、あまりおすすめはできません(笑)

洞窟の中は暗闇と静寂に包まれます。特にこれといって見るものはありませんでした(笑)
9:00 マンゴーを食べて腹痛に
洞窟から降りてくると屋台を発見。スムージーが売っていたのですが、小腹が減っていたこともありマンゴーを切って出してくれとお願いしました。

美味しかったのですが少し異変が。1口目を咀嚼した瞬間にお腹がぐるぐると動き出し、全て食べ終わる頃にはトイレを探している自分がいました(^^;;
幸いすぐ近くにトイレを見つけたのですが、そこには驚きの光景が。

……。こんな簡易的なトイレ、生まれて初めてみました。この桶の中には水が溜めてあります。これがウォシュレット代わりなのかな…?僕はティッシュを持ち歩いていたので助かりました。
9:20 トップビューからの景色を
無事、緊急事態を回避したということで散歩を引き続き開始します。
”トップビューへ”という看板が目に入ってきます。今まで歩いてきた大自然を上から見るしかないっしょ、っていうことで再び登ります。もう一度言いますが、履いているのはサンダルです(笑)
さっきの道に比べるとイージーウェイ。

ということで頂上に到着!
太古の島ですか?と思うくらい山、山、山。下を見下ろすと森と田んぼと今まで歩いてきた長い長い一本道が見えます。「文明が浸透していない未開の地」という言葉がぴったりな気がします。

山の向こうからゴジラとか出てきそう…。
熱気球への執着
11:00 バンビエン延泊を決意
頂上から下山し帰路に着きます。トゥクトゥクもいたのですが、1人だと値段が高くなるので来た道をもう1度歩くことにしました。

実は、次の街ルアンパバーンに向かう電車のチケットを既にとっており、今日の午後に向かう予定でした。しかしバンビエンでの心残りが1つだけあり、それをどうしても叶えたいという衝動に駆られたのです。
それは何かというと、初日に僕を歓迎してくれた”熱気球”。あれにどうしても乗ってみたかった。
熱気球は1日に2回、日の出と日の入りのタイミングで打ち上げられるのですが、前日の予約が必須。昨日街にあるブースに行って予約しようと思ったのですが、値段が100ドルとこの旅の予算からすると高額だったのです。1度は諦めたのですが、今日のトレッキングとビューポイントからの景色を見て、100ドル以上の価値のある経験ができるのではないかと思ってきたのです。

「やらない後悔」は絶対にしたくないと思い、帰路にて延泊の決意を固めます。電車のチケットは無駄になってしまうけれど、それよりも機会損失の方が痛い。
12:30 念願の熱気球の予約
宿に帰って延泊をお願いしました。その後街の代理店のブースに行って、明日の日の出の熱気球体験を予約することに。クレカが使えなくて多少もたつきましたが、なんとか予約完了。
14:00 ランチへ
ラオス料理が気に入ってしまい、本日のランチは「Vela Cafe and Restaurant」にて
生春巻き、ソムタム、チャーハンを注文。ここ数日の野菜不足解消のため、ヘルシー路線で。

明日に備えて
16:00 宿に帰って昼寝
ラオスはスムージーが安い。100円台…。

朝早かったので宿で爆睡しました。
21:30 ディナーはステーキ
夕食はリバーサイドの「Green Restaurant」にて
明日への英気を養うためにステーキをいただきました。

いかがでしたでしょうか。大自然に魅了されたラオス3日間。こんなにもバンビエンが気にいるとは思っていませんでした。明日は念願の熱気球体験。どんな絶景が待っているのか!?乞うご期待!
