チェンマイからビエンチャンへの陸路移動|初めての国境越えと13時間半の旅
タイからラオスへ渡るスリーピングバスの実態とは?

東南アジア縦断旅2カ国目はラオス。
タイ北部の都市チェンマイから、ラオスの首都ビエンチャンへ向かいます。
今回利用したのはスリーピングバスとローカルバス。所要時間は約13時間半、費用は合計約5,828円でした。
実はこの移動、僕にとって初めての陸路での国境越えです。
飛行機なら何度も海外へ行ったことがありますが、出国手続きを行い、橋を渡って別の国へ入国する経験は初めて。出発前は「手続きは難しいのか」「国境では何をするのか」と少し不安もありました。
しかし実際に移動してみると、国境越えの手続きはシンプルで、事前に流れを知っておけば特に困ることはありませんでした。
この記事では、チェンマイからビエンチャンまでの移動方法や予約方法、国境越えの流れ、実際にかかった費用について実体験ベースで解説します。
チェンマイについては、こちらの記事で実体験をもとに詳しく紹介しています。
👉【チェンマイ観光ガイド|物価・治安・街の雰囲気をバックパッカーが解説】
僕の東南アジア縦断旅の概要については、こちらの記事で紹介しています。
👉【東南アジアバックパック一人旅|1ヶ月の費用とモデルコース完全公開】
- 渡航時期:2024年11月
- 移動手段:
スリーピングバス/トゥクトゥク/ローカルバス - 経由地:ウドンターニー
- 移動時間:13.5時間
- 予約方法:12GO
- 旅の背景:チェンマイからシンガポールまでを目指す「東南アジア陸路縦断」の途中
チェンマイからビエンチャンへの移動方法と予約方法
チェンマイからビエンチャンへ移動する方法は、大きく分けて「飛行機」「飛行機+陸路」「スリーピングバス+陸路」の3つです。
| 方法 | 時間 | 費用 | おすすめな人 |
|---|---|---|---|
| 飛行機 | 約5時間 | 2〜3万円 | 時間優先 |
| 飛行機+陸路 | 約4〜5時間 | 約1万円 | バランス重視 |
| スリーピングバス | 約13.5時間 | 約5,000〜6,000円 | 節約・バックパッカー |
飛行機(バンコク経由)
最も楽に移動できる方法が飛行機です。
チェンマイからビエンチャンへの直行便はなく、バンコクを経由します。乗り継ぎ時間を含めると所要時間は約5時間ほどで、料金は2〜3万円程度が目安になります。
時間を優先したい方や、短期間でラオスを旅行したい方には飛行機がおすすめです。
飛行機+陸路(ウドンターニー経由)
移動時間と費用のバランスを重視する方におすすめです。
チェンマイからウドンターニーまで飛行機で移動し、その後ローカルバスに乗って国境を越え、ビエンチャンへ向かいます。所要時間は約4〜5時間ほど、費用は1万円弱が目安です。
飛行機のみのルートより費用を抑えられる一方で、スリーピングバスよりも短時間で移動できるため、コストと時間のバランスを重視する方におすすめです。
スリーピングバス+陸路(今回利用したルート)
費用をできるだけ抑えたい方や、バックパッカー旅を楽しみたい方におすすめです。
スリーピングバスとトゥクトゥク、ローカルバスなどを利用してチェンマイからビエンチャンへ向かいます。
所要時間は約13時間半と長めですが、夜行便のため移動中に睡眠を取ることができます。また、宿泊費を1泊分節約できるのもメリットです。料金は5000〜6000円程度です。

今回僕が利用したルートはこちらです。
チェンマイ → ウドンターニー → ノンカーイ国境 → ビエンチャン
まずチェンマイから夜行のスリーピングバスでウドンターニーへ向かい、その後トゥクトゥクで別のバスターミナルへ。ローカルバスに乗ってタイ・ラオス国境を超え、ビエンチャンへ向かいました。
僕は、チェンマイからウドンターニーまでのスリーピングバスを予約サイト「12Go」を利用して事前に予約しました。
実際の移動の流れ
ここからは、実際に僕がチェンマイからビエンチャンまで移動した流れを時系列で紹介します。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 19:30 | チェンマイ出発 |
| 5:15 | ウドンターニー(バスターミナル2)到着 |
| 5:45 | ウドンターニー(バスターミナル1)到着 |
| 7:00 | ウドンターニー出発 |
| 8:20 | ノンカーイ(国境)到着 |
| 8:30 | ノンカーイ出発 |
| 9:00 | ビエンチャン到着 |
チェンマイ→ウドンターニー
19:30 チェンマイ・バスターミナル2を出発
19時30分、夜行のスリーピングバスでチェンマイを出発します。
翌朝までの長距離移動ですが、思いのほか快適に眠ることができました。
車内環境については後ほど詳しくレビューします。

5:15 ウドンターニー・バスターミナル2に到着
約10時間の移動を終え、ウドンターニー・バスターミナル2に到着。
バスターミナルにはラオス方面へ向かうトゥクトゥクの客引きが何人も待っています。
ラオス行きのローカルバスはバスターミナル1から出発するため、ここからトゥクトゥクで約15分(約5km)移動しました。
料金は100バーツでした。

5:45 ウドンターニー・バスターミナル1に到着
バスターミナル1に着くと、「Vientiane」と書いてある場所があり、そこの近くでローカルバスのチケットを購入します。
料金は85バーツで、紙のチケットが渡されました。
始発は7時発で、その後は約2時間おきに運行しているようでした。
出発まで少し時間があったので、周辺を歩いたり軽く休憩したりしながらバスを待ちました。

ウドンターニー→ノンカーイ
7:00 ラオス行きローカルバスに乗車
7時発のローカルバスに乗り込みビエンチャンへ向かいます。
車内ではラオス入国時に必要となるアライバルカードが配られ、その場で記入しました。
僕はここでも爆睡していました。

8:20 タイ・ラオス国境に到着
約1時間20分で国境に到着。
バスを降りてタイ側のイミグレーションで出国手続きを行います。
手荷物検査はなく、手続き自体も数分で終了しました。
想像していたよりもあっさりと出国でき、「こんなに簡単なんだ」と驚いたのを覚えています。

ノンカーイ→ビエンチャン
8:30 メコン川を渡りラオスへ
再びバスに乗り込み、国境となるメコン川に架かる「友好橋」を渡ります。
橋にはタイの国旗が等間隔に並び、国境を越えると今度はラオスの国旗が迎えてくれます。
正直、「ここが国境です!」というような特別感を想像していました。しかし実際は、バスに乗ったまま友好橋を渡るだけ。
僕は車窓から景色を眺めていたため、タイの国旗からラオスの国旗へ変わる瞬間を見ることができました。しかし、景色を見ていなければ「いつの間にかラオスに入っていた」と感じるほど、国境越えはあっという間でした。

ラオス側ではアライバルカードとパスポートを提出するだけで入国手続きは完了。入国時に20バーツの手数料を支払い、無事ラオスへ入国しました。
9:00 ビエンチャン到着
約13時間半の移動を終え、無事にビエンチャンへ到着。
初めて陸路で国境を越えた達成感もあり、ここから始まるラオス旅への期待がさらに高まりました。

移動前に知っておきたいこと
スリーピングバス車内環境レビュー
今回利用したスリーピングバスは、想像していた以上に快適でした。
バスは2階建てになっており、僕が利用した便では1階が男性、2階が女性とフロアが分かれていました。女性一人でも比較的安心して利用しやすい環境だと感じます。
車内の座席数はそれほど多くありませんでしたが、僕が乗車した日は乗車率も高くありませんでした。隣の席も空いていたため、ゆったりと過ごすことができました。
座席は180度近くまでリクライニングでき、足元も広々としています。ブランケットに加え、軽食としてパンと牛乳も支給されました。
冷房も強すぎず弱すぎず快適で、10時間の移動のうち、ほとんどを睡眠に当てることができました。
タイ・ラオス国境越えの流れ
初めての陸路国境越えでしたが、手続きはとてもシンプルでした。パスポートを渡すだけで、特に何も聞かれたりはしません。
※2025年9月1日以降、第1タイ・ラオス友好橋を利用する外国人は、Lao Digital Immigration Form(LDIF)の事前登録が必要になりました。登録は渡航日の3日前から可能です。
① バスを降りてタイ側イミグレーションで出国手続き
② バスに戻り友好橋を渡る
③ バスを降りてラオス側でアライバルカードと入国手数料20バーツを提出
④再びバスに戻る
手荷物検査もなく、手続き自体は数分で終了しました。事前に流れを知っておけば迷うことはほとんどなく、初めてでも安心して国境を越えられると思います。
かかった費用
今回実際にかかった費用は以下の通りです。
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| チェンマイ→ウドンターニー(スリーピングバス) | 4,926円(オンライン予約) |
| トゥクトゥク(バスターミナル2→1) | 100バーツ |
| ローカルバス(ウドンターニー→ビエンチャン) | 85バーツ |
| ラオス入国手数料 | 20バーツ |
合計:4,926円+205バーツ
2024年11月当時は1バーツ=約4.4円だったため、205バーツは約902円。合計約5,828円でチェンマイからビエンチャンまで移動できました。
現在もそれほど値上がりしているわけではなく、時期によっても異なりますが5000〜6000円で移動できるでしょう。
この移動をする人へのアドバイス
国境では自分のバスを見失わないように
タイ側・ラオス側ともに、一度バスを降りて出国・入国手続きを行います。
手続きが終わると再び同じバスに乗車するため、自分が乗ってきたバスの位置や外観を覚えておきましょう。周囲には似たようなバスも停まっているので、乗り間違えないよう注意が必要です。
トゥクトゥク代は100バーツが目安
ウドンターニー・バスターミナル2には多くのトゥクトゥクが待機しています。
僕はバスターミナル1まで100バーツで移動しました。料金は交渉次第で変わることもありますが、100バーツ前後を目安にすると良いでしょう。
セキュリティポーチを活用する
国境ではパスポートや現金を何度も取り出すため、セキュリティポーチがあると安心です。
僕も東南アジア縦断中は毎日使用していましたが、スリ対策だけでなく、必要なものをすぐ取り出せるので国境越えでも役立ちました。
👉 【海外旅行にセキュリティポーチは必要?10カ国以上旅したバックパッカーがメリット・デメリットを解説】
羽織れるものとペンを持参する
僕が利用した便では冷房はちょうど良く快適でしたが、人によっては寒く感じることもあります。
夜行バスで長時間過ごすため、パーカーや薄手の上着を1枚持っておくと安心です。なお、アライバルカードの記入もあるため、ボールペンを1本持参しておくとさらにスムーズです。
まとめ|チェンマイからビエンチャンへは陸路でも簡単に移動できる
チェンマイからビエンチャンへの陸路移動は、約13時間半・約5,800円でできます。
初めての陸路国境越えでしたが、手続きは想像以上にシンプルで、事前に流れを知っていれば迷うことはありませんでした。
時間はかかるものの、飛行機では味わえない「国境を越える体験」ができるのは、このルートならではの魅力です。
時間に余裕がある方は、ぜひ一度挑戦してみてください。
ラオス旅はここから始まります。
ビエンチャンの観光スポットやおすすめグルメ、実際に訪れて感じた街の雰囲気については、以下の記事で詳しく紹介しています。
👉 ビエンチャン観光ガイド
👉 ラオス旅行完全ガイド
