【東南アジア陸路縦断旅】東南アジア一人旅の基本情報がまるっとわかる!(前編)
【2024東南アジア縦断】5週間で6カ国旅した筆者が旅のノウハウを全て公開!

学生や長期の休暇を取った社会人の皆さん、低予算でバックパッカーとして旅をしたいと思いませんか?そんな方には東南アジアがお勧めです!この記事ではルートの決め方から宿の取り方など、基本的なことを海外初心者の方にもわかるように解説します!
ルートはどのように決めたらいいの?

期間と予算次第!
ルートは旅の期間と予算によって変わってきます!
▼2週間の場合
空路を利用して5,6都市
▼1ヶ月の場合
インドシナ半島陸路1周/空路を利用して10都市以上
▼1ヶ月以上の場合
インドシナ半島・マレー半島陸路縦断/フィリピンやインドネシア上陸
空路で行きたい都市にだけ行くのも良いのですが、やはり陸路での周遊/縦断がお勧めです!なぜなら陸路でしか行けない田舎にこそ、旅の醍醐味が詰まっているからです!
期間を決めたら移動手段を考えます!当然空路を使うとコストがかかり、陸路だと節約できます。予算に合わせて移動の手段を取りましょう。
自分は5週間で30万円かかりました。以下、自分が陸路縦断をしたときにかかった費用についての記事です!参考にしてみてください!
旅をする上で何に重きを置くかでルートは変わってきます。効率重視なら空路でたくさんの都市に行くのが良いでしょう。遺跡巡りが好きならアユタヤやアンコールワットに時間を割けるようにすべきです。
自分は”経験”をテーマにしていたので、より非日常を体験できて様々な国を見ることのできる「陸路縦断」を採りました。以下、陸路での旅のコースの紹介です!
周遊モデルコース
東南アジア周遊の陸路王道コースです!
バンコクをスタートしてインドシナ半島を1周し、もう一度バンコクに戻ってきます。
タイ(バンコク)→タイ(チェンマイ)→ラオス→ベトナム→カンボジア→タイ(バンコク)

たくさんのバックパッカーがとる王道ルートです。このルートは多くのバスや鉄道が走っているため移動にはそれほど苦労しません。ラオスからベトナムの移動を除いては!
縦断モデルコース
実際に筆者が周ったインドシナ半島・マレー半島陸路縦断コースです!
5週間で6カ国/17都市に訪れました。タイのチェンマイをスタートとしてシンガポールをゴールに設定しました。
(タイ)チェンマイ
(ラオス)ヴィエンチャン→バンビエン→ルアンパバーン
(ベトナム)ハノイ→フエ→ダナン→ホイアン→ニャチャン→ホーチミン
(カンボジア)プノンペン→シェムリアップ
(タイ)バンコク→パンガン島
(マレーシア)ペナン→クアラルンプール
(シンガポール)シンガポール

航空券はどうやって取る?
Skyscannerというアプリを使うことをお勧めします!
これは複数の旅行代理店が出している航空券を比較することができるアプリです。日にちや便を選ぶことで最安値の航空券を手に入れることが出来ます!
▼乗り継ぎのある便
自分がチェンマイに行った際は中国で2回の乗り継ぎがある便を利用しました。この便は直行便の半分くらいの価格でした!移動時間は21時間で途中空港泊もしたので少し体力を必要とするのですが、安さを重視するなら乗り継ぎ便を利用すべきです!
▼平日の便
シンガポールからの帰りの便は旅をしている最中のホーチミンにて取りました。火曜日の便が他の曜日の便よりも安くなっていたため購入しました。休日の便は特に値段が高くなるためできるなら避けるべきです!
往復航空券を購入しないと入国できない国があるという情報もあるのですが、タイは片道航空券のみでも入国審査を通過することが出来ます!帰国の日がいつになるか分からない場合は無理に往復航空券を買う必要はありません。
陸路の移動方法は?
移動手段
移動手段は主に鉄道とバスです!
▼鉄道
ラオス、ベトナム、タイ〜シンガポールの区間で鉄道が運行しています。
中国ラオス鉄道は新幹線のような列車です。一方、ベトナム統一鉄道とマレー鉄道は普通の列車です。そのため速度はゆっくりで、いかにも”ローカルな鉄道旅”という感じを味わうことが出来ます。

▼バス
上記の区間以外はほとんどすべてバス移動です。普通のバスとスリーピングバスの2種類があります。スリーピングバスとは座席が完全フルフラットの2段ベッドになっている夜行バスのことです。
▼船
島に行く場合は船を利用します。自分はタイのパンガン島とマレーシアのペナン島に行った際に利用しました。
※鉄道やバスの車内は冷房が効きすぎていることがあるので防寒着を持ち込むことが必須です。自分は冷房が原因で1度体調を崩してしまいました。
予約方法
これらのチケットは全てオンラインのサイト12GOで予約することが出来ます!
これで予約するとメールで予約番号と集合場所が送られてきて、乗車の際に見せるだけでチェックインが完了します。遅延もほとんどありません。
バスターミナルのチケット売り場で購入することもできるのですが、売り切れの可能性があったり手続きが少し分かりづらかったりします。オンラインで予約すると何よりも確実で安心なので、12GOの利用がお勧めです!
Flight Hanoi - Da Nang ฿ 1,664–16,521 1h 15m – 1d 5h 3m | |
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Bus Siem Reap - Bangkok ฿ 1,184–1,589 8h 30m – 13h 30m | |
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国境越え
一見するとハードルの高い陸路国境越えですがやってみると意外と簡単なんです!
バスの運転手さんの誘導や周りの旅行者の流れがあるのでそれに沿っていけば出来ます!
▼段取り
1.バス/鉄道を降りて出国する国の税関で手続きをする。パスポートを見せるだけで何も聞かれることはありません。
2.徒歩またはバスで国境を渡る。
3.入国する国の税関で手続きをする。国によっては荷物検査があります。
これで終了です。自分たちが税関を通過する間、バスは車両のルートを通って税関の出口で待っていることが多いです。この際、乗ってきたバスがどれか分からなくならないように注意が必要です。
▼e-Visa
カンボジアの入国にはビザの取得が必要です。国境で取ることも可能なのですが、少し面倒なので事前にオンライン(e-VISA)で申請しておくことをお勧めします。申請してから取得するまで3日かかります。
入国時と出国時にビザのコピーの提出が必要となるので、バスに乗る前に街の印刷屋でコピーを2枚用意しておきましょう。入国の手続きはバス会社の人がやってくれます。
宿はどうやって取る?
予約方法
▼代理店
AgodaかBooking.comの利用がお勧めです。
自分はほぼ毎回Agodaを利用しています。AgodaはBooking.comよりも少し安いのと使い勝手が良いのが利点です。
しかし安い反面、トラブルも多いです。自分は、Agodaで予約していた宿が前日にキャンセルになってしまったり、予約していたはずの宿が予約できていなかったりといったトラブルを経験しました。
Booking.comの方がその点しっかりしている印象があります。ただ、旅にトラブルはつきものなのでその点ある程度割り切ってしまうことが重要です。
▼予約のタイミング
旅中は予想していないことが起きたり計画を変更せざるを得ないことが起きたりするので、何日も後まで宿を予約することをお勧めしません。
自分が陸路縦断した際は前日の寝る直前に次の日の泊まる宿を予約していました。宿泊先の地域でイベント等がなければ前日もしくは当日でも予約を取ることが出来ます。
▼立地
予約した宿へのアクセスが悪いと思いがけない出費や時間の浪費をしてしまいます。宿を取る際、立地の確認は必須です。
Google MapのリンクからAgodaやBooking.comなどのサイトへ飛んで予約することをお勧めします。
部屋の種類
部屋の種類は大きく分けてドミトリー、共用トイレ・バスルーム、個室の3種類です。
▼ドミトリー
ドミトリーとは大部屋に2段ベッドがいくつか設置されていて、そのうちの1段のベッドが自分のスペースとして与えられる部屋です。大部屋なのでパーソナルスペースがほとんどありません。そのためドミトリーを選ぶ際、少なくともカーテンがあることは絶対に確認した方が良いです。コストを抑えられるのがメリットです。中には1000円以下で泊まれるドミトリーもあります。
▼共用トイレ・バスルーム
トイレ、バスルームは共用ですが寝る部屋は一人部屋が与えられます。部屋はベッドと机が置けるくらいの広さで基本的に狭いです。
▼個室
ベッド、トイレ、バスルーム全て一人用です。パーソナルスペースが確保されることがメリットですが、コストがかかってしまうことがデメリットです。
宿決めのポイント
▼ドミトリー生活
自分は最初ドミトリーを敬遠していたのですが、泊まってみると意外にも悪くないことに気がつきました。ただ、1週間くらいならドミトリー生活はできますがそれ以上となるとしんどいです。( ; ; )旅をする中でドミトリーと個室をうまく組み合わせて予約することが大事です。
▼水回り問題
自分の中で個室かどうかよりも大きな問題が水回りが綺麗かどうかです。旅をしているとかなり疲労が溜まるため、すぐに眠ることができます。そのためドミトリーも個室も寝心地の違いはさほど気になりません。一方でシャワー、トイレの優劣は結構感じます。ここが汚いとすぐにでも日本に帰りたくなります(><)
以上、一人旅/バックパッカーをする上での基本情報でした!後編ではより実用的な情報を公開します。合わせて読んでみてください!