バンビエン観光ガイド|「バックパッカーの聖地」と呼ばれる理由とは?3日間滞在して分かった魅力

ガイドブックに載らないローカル散歩のすすめ

「バックパッカーの聖地」として知られる、ラオスの田舎街・バンビエン——。

首都ビエンチャンと世界遺産の街ルアンパバーンの間に位置し、世界中から多くの旅人が集まります。
では、なぜこの小さな田舎街に、世界中から旅人が集まるのでしょうか。

僕がバンビエンを訪れたのは、2024年11月。東南アジアを縦断するバックパック旅の途中、ビエンチャンからミニバンに乗ってこの街へやってきました。

当初の予定よりも滞在を延ばし、最終的に過ごしたのは3日間。

実際に街を歩き、山に登り、洞窟を探検し、熱気球から街を眺めて感じたバンビエン最大の魅力は、圧倒的な大自然と、それを舞台にした豊富なアクティビティでした。

この記事では、僕がバックパッカーとして3日間バンビエンを旅した体験をもとに、

  • バンビエンの街の魅力
  • 実際に訪れたおすすめ観光スポット
  • 熱気球から眺めたバンビエンの大自然
  • 物価と実際にかかった費用

について、実体験ベースで紹介します。

いわゆる観光スポットを並べただけのガイドではなく、「なぜバンビエンは世界中の旅人を惹きつけるのか」を、バックパッカーの視点から忖度なく紹介します。

  • 訪問時期:2024年11月
  • 滞在期間:2泊3日
  • 旅の背景:東南アジア縦断バックパック旅3つ目の街
  • スタイル:現地アクティビティ/徒歩中心の街歩き

バンビエンはどんな街?|3日間歩いて感じたリアルな雰囲気

ビエンチャンからミニバンに揺られて約2時間。到着すると、そこには開放感あふれるのどかな田舎町が広がっていました。まずは、そんなバンビエンの魅力と街のつくりを紹介します。

バンビエンの魅力|ナムソン川を越えると、そこは太古の世界だった

バンビエン最大の魅力は、なんといっても圧倒的な大自然です。

中心市街地を抜け、ナムソン川を越えると、景色は一変します。

広大な田園、その向こうにそびえる巨大な岩山。さらに奥には、カルストの山々が幾重にも連なっています。小さな家がぽつぽつと建ち、ときどきバイクが走り抜ける。見渡す限り、山と大地と空が続いています。

特にナムサイ・ビューポイント熱気球から眺めた景色は圧巻でした。

山々、森林、田園、そして朝焼けに染まる空。人間の暮らしの中に自然があるのではなく、巨大な自然の中に人間が暮らしている。

まるで太古の世界に迷い込んだような、岩山の向こうから恐竜でも現れそうな景色です。そんな風景の中にいると、地球そのものを旅しているような感覚になります。

そしてバンビエンでは、この大自然を眺めるだけではありません。

山に登り、洞窟を探検し、ブルーラグーンで泳ぎ、ナムソン川を下る。さらに熱気球に乗れば、空からそのすべてを見渡すこともできます。

圧倒的な大自然の中に飛び込んで遊べる。

これこそが、バンビエンに世界中から旅人が集まる最大の魅力だと感じました。

バンビエンの主要2エリア|中心市街地・カルスト山岳エリア

バンビエンは、旅行者目線では大きく、

  • 中心市街地
  • カルスト山岳エリア

の2つに分けると分かりやすいです。その境界となるのが、街の西側を流れるナムソン川です。

中心市街地
ナムソン川の東側には、ゲストハウスや屋台、レストラン、カフェ、アクティビティの予約ブースなどが集まっています。

「中心市街地」といっても、決して都会ではありません。一本の大きな通りと、そこから直角に伸びるいくつもの小道でできており、市街地全体は細長い長方形のような形をしています。

そんな小さな街に、世界中からバックパッカーが集まり、翌日のアクティビティを予約したり、屋台で食事をしたりしながら過ごしています。

田舎町の素朴さと、旅人の街としての賑わいが同居している。それがバンビエンの中心市街地です。

▼カルスト山岳エリア
ナムソン川を越えて西へ進むと、景色は街から大自然へと一変します。

田園の中を一本道が伸び、その向こうに広がるのは巨大なカルストの山々。小さな集落を除けば建物も少なく、見渡す限り自然が続きます。

中心市街地から西へ約7km進むと、ブルーラグーンプーカム洞窟ナムサイ・ビューポイントといった、バンビエンを代表する自然スポットが点在しています。

ただ、バンビエンではそこへ向かう道のりそのものが見どころです。僕自身、この道を移動している時間もかなり印象に残っています。

バンビエンに来たなら、目的地だけを目指すのではなく、そこへ向かう道のりも含めて楽しんでみてください。

バンビエンを歩く|実際に巡った大自然と観光スポット

僕は早朝に中心市街地を出発し、片道約7kmの道のりを歩いてバンビエンの自然を巡りました。ここでは、僕が実際に歩いたルートに沿って、訪れた観光スポットを紹介します。

ブルーラグーン|大自然に囲まれた青緑色の水辺

最初に訪れたのがバンビエンを代表する観光スポットのひとつ、ブルーラグーンです。

自然の中に青緑色の水辺があり、泳いだり、木から飛び込んだりして楽しむことができます。

僕が訪れたのは朝早い時間だったためか、まだ泳いでいる人の姿はなく、辺りは静かでした。

僕自身も泳がずに周辺を散策する程度でしたが、緑に囲まれた青緑色の水辺は、朝の静かな雰囲気も相まって綺麗でした。

プーカム洞窟|道なき道を進む洞窟探検

ブルーラグーンから続いて向かったのがプーカム洞窟(Tham Phu Kham Cave)です。

洞窟は山の中にあり、入口までは麓から10分ほど山を登る必要があります。この山道がかなり急。岩や木の間を縫うように登っていく場所も多く、足場も決して良くありません。

そして、ようやく洞窟にたどり着いても探検はここから。洞窟の中にも整備された道はなく、岩場を自分の足で進んでいきます。

洞窟内に明かりはほとんどなく、頼りになるのは麓で渡されたヘッドライトだけ。洞窟の中は「ここで足を踏み外したら、当分見つからないだろうな」と思うほどでした。

正直、洞窟の奥に見どころがたくさんあるわけではなく、仏像がひっそりと佇んでいるだけ。

それでも、急な山を登り、暗い洞窟の中を手探りで進んでいく体験は、観光というよりちょっとした冒険。バンビエンらしい、自然の中に飛び込んで遊べる場所でした。

ナムサイ・ビューポイント|見渡す限り山と森の絶景

プーカム洞窟を出たあとこの日最後に向かったのが、ナムサイ・ビューポイント(Nam Xay Viewpoint)です。バンビエンで訪れた場所の中でも、特に印象に残った場所でした。

麓から山頂までは約30分。急な場所もありますが、登山道は比較的整備されており、途中にはロープも設置されています。

山頂に着いたのは午前11時ごろ。頂上には小屋のような休憩スペースと、ナムサイ名物のバイクがあります。この時間は観光客も多く、写真を撮る人でかなり賑わっていました。

そして何より印象に残ったのが、山頂から見渡した景色です。見渡す限り、山と森、そして青い空。

街を歩いているだけでは分からなかった、バンビエンの大自然のスケールを初めて実感した瞬間でした。

バンビエンで絶対にやりたい体験|熱気球から眺める大自然

バンビエンを訪れるなら、悪いことは言わないので、一度は熱気球に乗ってみてください。

僕が3日間滞在した中でも、最も印象に残っているのが早朝の熱気球です。ここでは、実際に熱気球に乗って見た景色と、その魅力を紹介します。

朝焼けを待つ気球|まるでファンタジーの世界

日の出の熱気球に乗るため、まだ空が暗いうちに宿へ迎えの車がやってきました。

離陸地点となる草原に到着すると、地面に広げられた巨大な気球が、バーナーの炎を受けて少しずつ膨らんでいきます。

準備が整い、バスケットへ。バーナーから大きな炎が上がると、熱気球はゆっくりと地面を離れていきました。

高度が上がるにつれて、眼下の景色も少しずつ姿を変えていきます。田園、森、岩山。そして、その向こうに幾重にも連なる巨大なカルストの山々。

やがて上空までたどり着くと、気球はゆっくりと空を漂い始めます。周囲を見渡すと、ほかの気球も次々と同じ高さまで上がってきます。

鬱蒼とした大自然の中で、色とりどりの気球が朝焼けを待っている。

まるでファンタジーの世界に入ったような感覚でした。

しばらくすると、山の向こうから太陽が顔を出します。

薄暗かった空は少しずつ青く染まり、山々や森林は鮮やかな青緑へ。朝日に照らされた田園にも光が差し込み、それまで眠っていた景色が、ひとつずつ色を取り戻していきます。

まるで太陽を合図に、バンビエンの大自然すべてが目を覚ましていくようでした。

その景色を、色とりどりの熱気球とともに空の上から眺める。

地上からでは見ることのできない、バンビエンの一日の始まりがそこにはありました。

約18,000円|それでも熱気球をおすすめする理由

僕が2024年11月に熱気球に支払ったのは、110ドル(約18,000円)でした。

物価の安いラオスをバックパックで旅していると、正直かなり高く感じる金額です。それでも、僕は乗ってよかったと思っています。

世界的に有名なカッパドキアの熱気球は、数万円かかることも珍しくありません。それと比べれば、バンビエンの熱気球は比較的手を出しやすい価格です。

そして何より、見渡す限りに広がるラオスの大自然を空から眺められること、これこそがバンビエンで熱気球に乗る最大の魅力だと思います。

バンビエンに来たなら、ぜひ乗ってみることをおすすめします。

地上からこの街を歩くだけでは見ることのできない景色が待っています。

バンビエンの熱気球は、Klookから事前に予約することもできます。料金や空き状況は時期によって変わるので、旅行日が決まっている方は一度確認してみてください。
👉【 Klookでバンビエンの熱気球をチェックする】

バンビエン観光の基本情報|治安・ベストシーズン・アクセス

ここからは、僕が実際にバンビエンに行って感じた、観光に必要な基本情報をまとめていきます。

治安|東南アジアでも比較的安心して歩ける街

2026年8月現在のバンビエンの外務省危険情報は、レベル1の「十分注意してください」です。

実際に僕は中心市街地を夜に一人で歩きましたが、特に治安の悪さを感じることはありませんでした。

一方で、外務省では日本人旅行者を狙った詐欺や睡眠薬強盗などの事例も報告されています。海外旅行の基本的な防犯対策は忘れないようにしましょう。

僕は海外を旅するとき、パスポートや現金などの貴重品はセキュリティポーチに入れて持ち歩いています。服の下に隠して身につけられるため、スリや盗難対策として持っておくと安心です。

僕が10カ国を旅して実際に使ってきたセキュリティポーチと、海外旅行で必要だと感じる理由その使い方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
👉【海外旅行にセキュリティポーチは必要?バックパックで10カ国旅した僕の結論】

ベストシーズン|バンビエン旅行におすすめの時期

バンビエン観光のベストシーズンは、乾季にあたる11〜2月です。

この時期は雨が少なく、湿度も比較的低いため、アクティビティに最適です。日中は半袖で過ごせる暖かさですが、朝晩は少し涼しくなることもあります。

僕が訪れたのは11月でしたが、滞在中は一度も雨が降らず、毎日のように青空が広がっていました。

一方で、5〜10月の雨季はスコールが降る日も多く、屋外観光がしづらくなることがあります。熱気球やトレッキングなど、バンビエンの大自然を思い切り楽しむなら、乾季がおすすめです。

バンビエンへのアクセス|ビエンチャン・ルアンパバーンからの行き方

バンビエンは、ラオスの首都ビエンチャンと世界遺産の街ルアンパバーンのほぼ中間に位置しています。

バンビエンには国際空港がないため、日本から向かう場合は、まずビエンチャンなどラオスの主要都市へ入り、そこから陸路で向かうのが基本です。

ビエンチャンからバンビエン

主な移動手段は、ラオス中国鉄道とミニバンです。

ラオス鉄道ミニバン
所要時間約1〜2時間約2時間
料金(駅までの移動費含む)¥4,000〜5,000¥2,550
快適さ
利便性
予約満席になりやすい当日購入可(空席次第)
  1. ラオス中国鉄道
    所要時間は約1〜2時間、市内から駅までの移動費を含めると約4,000〜5,000円です。最も速く快適な移動手段ですが、ビエンチャン駅・バンビエン駅ともに中心市街地から離れているため、駅まで・駅からの移動が必要です。
  2. ミニバン
    所要時間は約2時間、市内からバスターミナルまでの移動を含めて約2,550円です。鉄道より快適さでは劣りますが、料金が安く、バンビエン中心部までそのまま移動できるのがメリットです。

僕は実際に、ビエンチャンからバンビエンまではミニバンを利用して移動しました。移動の流れ、実際にかかった料金の詳細についてはこちらの記事で紹介しています。
👉【ビエンチャンからバンビエンへ|ミニバンで向かったバックパッカーの聖地】

ルアンパバーンからバンビエン

主な移動手段は、ラオス中国鉄道とスリーピングバスです。

ラオス中国鉄道スリーピングバス
所要時間約2時間約9時間
料金(駅までの移動費含む)約3,500〜4,500円約2,500円
快適さ
利便性

1. ラオス中国鉄道
所要時間は約2時間、市内から駅までの移動費を含めると約3,500〜4,500円です。スリーピングバスより料金は高くなりますが、移動時間を大幅に短縮できます。

2. スリーピングバス
所要時間は約9時間、料金は約2,500円です。鉄道より安く移動できますが、長時間の移動になるため、基本的にはラオス中国鉄道がおすすめです。

ビエンチャン・ルアンパバーンからバンビエンへ向かう鉄道やバスは、12Goから料金や運行状況を確認できます。
👉 12Goでバンビエンまでの移動手段を探す

滞在日数|バンビエン観光は何日必要?

バンビエン観光には、最低2泊3日は確保するのがおすすめです。

僕自身も3日間滞在し、熱気球に乗ったり、ブルーラグーンやプーカム洞窟、ナムサイ・ビューポイントを巡ったりしました。

一方、バンビエンにはほかにもナムソン川のチュービングやカヤック、洞窟探検、ジップラインなど、さまざまなアクティビティがあります。

そのため、こうした体験まで楽しみたいなら、3泊以上滞在しても十分楽しめる街です。やりたいことに合わせて滞在日数を決めるのがおすすめです。

👉【バンビエンで体験できるアクティビティをKlookで探す】

バンビエン滞在ガイド|費用・ホテル・食事情報

ここでは、僕が実際に3日間滞在して分かった、バンビエンの物価や宿泊事情、食事について紹介します。

バンビエンの物価は安い?|3日間で使った金額と内訳

まずは、僕が3日間バンビエンに滞在して実際に使った金額をそのまま公開します。
今回の旅は東南アジア縦断旅の一部だったため、航空券と移動費、SIM代については割愛します。

総額:¥26,960

※為替・物価は2024年11月時点。内訳は以下の通りです。

金額
宿泊費(2泊)¥4,340
食費(3食)¥3,612
観光費¥422
熱気球¥18,586
合計¥26,960

総額のうち約7割が熱気球代です。そのため、熱気球を除けば3日間で約8,400円。宿泊費は2泊で4,340円と、基本的な物価はかなり安いと感じました。

ちなみに今回僕は現地でSIMカードを購入しましたが、日本でeSIMを用意しておく方が便利です。僕が海外旅行で利用しているAiraloの使い方やクーポンコードについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
👉 【海外旅行におすすめのeSIM|実際に使って分かったメリット・使い方】

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ホテル|バンビエンの宿泊事情

バンビエンのホテルやゲストハウスは、中心市街地に集中しています

街自体がコンパクトなので、中心部に泊まればレストランやカフェ、アクティビティの予約場所などにも徒歩でアクセスできます。

僕が宿泊した1泊約2,200円の宿

僕が実際に泊まった宿も中心市街地にあり、2泊で4,340円。かなり快適で気に入っていたのですが、残念ながら現在は閉館しています。

宿選びにそこまで悩む必要はなく、予算や設備を見ながら中心市街地の宿を選べば十分だと思います。

食事|実際に訪れたレストラン

バンビエンの中心市街地には、レストランやカフェ、屋台などが集まっています。僕が実際に訪れた中でおすすめなのが、中心市街地にあるVela Cafe and Restaurantです。

パパイヤサラダ、生春巻き、炒飯を注文し、合計138,000キープ(約970円)でした。

ラオス料理だけでなくタイ料理やベトナム料理なども扱っているため、何を食べようか迷ったときにも使いやすいレストランです。

まとめ|バンビエンが「バックパッカーの聖地」と呼ばれる理由

3日間滞在して感じたバンビエンの魅力は、圧倒的な大自然と、その中で楽しめる豊富なアクティビティでした。

宿泊費や食費も安く、世界中から旅人が集まる。僕自身、当初の予定より滞在を延ばしてしまうほど、この街に惹かれました。

「もう一日、この街にいたい」と思わせてくれる。

それこそが、バンビエンが「バックパッカーの聖地」と呼ばれる理由なのかもしれません。

ラオスを旅するなら、ビエンチャンやルアンパバーンだけでなく、ぜひバンビエンにも立ち寄ってみてください。

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