バンビエンからルアンパバーンへの行き方|スリーピングバスで9時間の陸路移動
世界を旅するモンゴル人に「このバスはやめとけ」と言われたが

バックパッカーの聖地バンビエンから、世界遺産の街ルアンパバーンへ向かいます。
バンビエンからルアンパバーンへの移動は、約2時間で到着するラオス中国鉄道がおすすめですが、僕自身はスリーピングバスを利用しました。
というのも、バンビエンが気に入って一度予定を変更して延泊しており、さらに滞在を延ばす可能性もあったため、次のチケットを予約していませんでした。
いざルアンパバーンへ向かおうとしたときには鉄道はすでに満席。それでもこの日のうちに移動したかったため、スリーピングバスを利用することになったのです。
ただ、バンビエンで出会った旅慣れたモンゴル人にこの話をすると、
「このバスは過酷だからやめとけ」
と言われます。
そこまで言われると少し不安になりましたが、ここまで東南アジアをバックパックで旅してきた僕も、多少の過酷な移動には慣れています。
「俺はタフだから問題ない」
と、その忠告を押し切って乗ることにしました。
実際に乗ってみると、知らない現地人と境目のないベッドで相席、ベッドは硬くて道はガタガタ。さらに、6時間と聞いていた移動には約9時間かかりました。
この記事では、
- スリーピングバスの予約方法
- バンビエンからルアンパバーンまでの移動の流れ
- 実際に乗って分かったスリーピングバスの実態
を実体験をもとに解説します。
ラオス中国鉄道のチケットが取れなかった場合の移動手段を知りたい方や、スリーピングバスでの陸路移動がどんなものなのか気になる方は、ぜひ参考にしてください。
僕の東南アジア縦断旅のルートについては、こちらの記事で紹介しています。
👉【東南アジアバックパック一人旅|1ヶ月の費用とモデルコース完全公開】
- 渡航時期:2024年11月
- 移動手段:トゥクトゥク/スリーピングバス
- 移動時間:9時間
- 予約方法:現地のバスステーション
- 旅の背景:チェンマイからシンガポールまでを目指す「東南アジア陸路縦断」の途中
バンビエンからルアンパバーンはラオス中国鉄道がおすすめ
結論から言うと、ラオス鉄道が断然おすすめです。ただ、少しでも節約したい人や鉄道のチケットが取れなかった方は、スリーピングバスという選択肢もあると思います。
ラオス鉄道(ラオス中国鉄道)とは?
ラオス鉄道(ラオス・中国鉄道)は、2021年に開業した高速鉄道です。日本でいう新幹線のような存在で、ラオス国内の長距離移動を大きく変えました。

首都ビエンチャンから中国国境の町ボーテンまでを結び、中国側の鉄道と接続することで昆明まで移動できます。途中にはバックパッカーに人気のバンビエンや、世界遺産の街ルアンパバーンなどの主要都市があります。
ラオス鉄道とスリーピングバスを比較
ここでは、所要時間や料金、快適さなどの観点からラオス鉄道とスリーピングバスを比較します。
| ラオス鉄道 | スリーピングバス | |
|---|---|---|
| 所要時間 | 約2〜3時間 | 約6〜9時間 |
| 料金(市内までの移動費含む) | ¥4,000〜5,000 | ¥2,323 |
| 快適さ | ◎ | × |
| 市内からのアクセス | △ | △ |
| 予約 | 満席になりやすい | 現地購入(利用当時) |
| おすすめ度 | ★★★★★ | ★★ |
ラオス鉄道
所要時間は約2〜3時間、市内から駅までの移動費を含めると約4,000〜5,000円です。列車の乗車時間自体は約1時間ですが、バンビエン駅は市内中心部から車で約15分、ルアンパバーン駅も中心部まで車で約30分離れています。
スリーピングバス
所要時間は6時間と言われていましたが、実際にかかったのは約9時間。スリーピングバスは25万キープ(約1,760円)。ルアンパバーン到着後のトゥクトゥク代を含めると、市内まで合計約2,323円でした。鉄道と比べると快適さではかなり劣りますが、多少の不便を許容できるバックパッカーなら選択肢にはなると思います。
スリーピングバスの予約方法と移動の流れ
ここでは、実際に僕がバスのチケットを予約した方法と流れについて、時系列に沿って紹介します。
チケットはバスステーションで購入
僕が利用したスリーピングバスは、12Goでは予約できなかったため、バンビエンのバスステーションで直接購入しました。

ただし、現在も同じバスが運行しているかは確認できません。そのため、これからバンビエンからルアンパバーンへ移動する方には、基本的に12Goでラオス中国鉄道を事前予約することをおすすめします。
以下のリンクから、12Goでバンビエンからルアンパバーンまでの電車を確認できます。出発時間や料金を比較しながら、自分に合った便を選んで予約できます。
▶︎【12Goでバンビエンからルアンパバーンまでのチケットを探す】
ここからは、僕が実際に利用した当時の情報として紹介します。
歩いてバスステーションへ
チケットを購入した際、バスステーションでは「12時30分に来るように」と言われました。所要時間を聞くと、ルアンパバーンまでは約6時間とのこと。
中心地からバスステーションまでは約2.5km。バックパックを背負って歩きました。ちなみに、チケットを買いに行ったときは、バンビエンで出会った世界中を旅するモンゴル人のおっちゃんが自転車を貸してくれました。

指定された12時30分ごろに到着してもバスは来ません。しばらく待っていると、12時50分ごろにようやくバスが到着。すでに何人かの乗客が乗っており、僕もそのまま乗り込みました。
バックパックは車内に持ち込み、通路に置いて出発しました。

こうして、ルアンパバーンまで「約6時間」と聞いていたスリーピングバスの旅が始まります。
約9時間かけてルアンパバーンに到着
13時ごろにバンビエンを出発し、16時20分ごろに一度休憩。
所要時間は6時間と聞いていたので、予定通りならあと2時間半ほどでルアンパバーンに到着するはずです。

しかし、18時30分ごろになると、急勾配と急カーブが続くガタガタの山道に入ります。
「そろそろ着くかな」とGoogleマップを確認してみると、ルアンパバーンまではまだ約100km。どうやら、予定通りには到着しそうにありません。

そして22時ごろ、ようやくルアンパバーンに到着。
実際の所要時間は約9時間。最初に聞いていた6時間よりも、約3時間長い移動となりました。
バスを降りた後はトゥクトゥクに乗って、約15分でルアンパバーン市内へ向かいました。
「過酷だからやめとけ」と言われたスリーピングバスの実態
世界中を旅するモンゴル人に「やめとけ」と言われたスリーピングバス。ここでは、実際の車内の様子や寝心地、かかった費用について紹介します。
知らない人と仕切りのないベッドで添い寝
まず驚いたのが、座席が指定されていないこと。
乗車すると、運転手が乗客を見ながら適当に寝る場所を振り分けていきます。そして僕が案内されたのは、知らない現地人の隣でした。
このバスのベッドは一人ずつ独立しているわけではなく、2人で使うスペースの間に仕切りがありません。つまり、知らない人とほぼ添い寝状態。

さらに、「ベッド」と呼んでいいのか分からないほど硬く、クッション性のあるソファのようなものではありません。感覚としては、硬い床の上にそのまま寝転がっているような感じです。
そこに急勾配・急カーブのガタガタ道が加わります。
快適なスリーピングバスを想像して乗ると、かなりギャップがあると思います。
実際に乗ってみて過酷だった?
結論から言うと、僕にとってはそこまで耐えられない移動ではありませんでした。
知らない人との添い寝、硬いベッド、ガタガタの山道。そして6時間と聞いていた移動時間は、実際には約9時間。決して快適ではありません。
ただ、東南アジアをバックパックで旅していて、多少不便な移動には慣れていたこともあり、個人的には「二度と乗りたくない」と思うほどではありませんでした。
ただ、もう一度同じルートを移動するなら、僕も迷わずラオス中国鉄道を選びます。
バンビエンからルアンパバーンまでの料金
今回、バンビエン市内からバンビエン市内までの移動で実際にかかった費用は以下の通りです。
| 内容 | 料金 |
|---|---|
| スリーピングバス | 250,000キープ(約1,760円) |
| トゥクトゥク | 80,000キープ(約563円) |
| 合計 | 330,000キープ(約2,323円) |
ルアンパバーン到着後はバスの降車場所から市内までトゥクトゥクを利用。
最初は一人10万キープと言われましたが、同乗していたスイス人が値段に納得せず交渉してくれた結果、8万キープ(約563円)になりました。
ラオス中国鉄道より時間もかかり、快適さでも大きく劣りますが、費用を抑えられる点はスリーピングバスのメリットだと思います。
まとめ|鉄道が取れなければスリーピングバスという選択肢も
バンビエンからルアンパバーンまでスリーピングバスで移動した様子を紹介しました。
実際にかかった時間は約9時間、料金はルアンパバーン市内までの移動を含めて約2,323円。
知らない人との添い寝や硬いベッド、ガタガタの山道など、決して快適な移動ではありませんでしたが、バックパック旅らしい思い出の一つになりました。
もし鉄道が満席だった場合は、現地のバスステーションや宿泊先で最新のバス情報を確認するといいでしょう。
ラオス旅行のモデルコースや各都市の見どころ、費用、移動方法については、以下の「ラオス旅行完全ガイド」で詳しくまとめています。ぜひあわせてご覧ください。
👉【ラオス旅行完全ガイド|おすすめ3都市・モデルコース・費用・注意点を実体験から解説】
